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三菱電機、ファイバーレーザー発振器搭載のファイバー二次元レーザー加工機を発売
ファイバーレーザー発振器を三菱レーザー加工機に初搭載
三菱ファイバー二次元レーザー加工機「ML3015NX−F」発売のお知らせ
三菱電機株式会社は、レーザー加工機「MELLASER」の新製品として、高生産性・高効率・高品質を実現できるファイバーレーザー発振器を搭載したファイバー二次元レーザー加工機「ML3015NX−F」を7月2日に発売します。これにより、炭酸ガスレーザー加工機をはじめとするレーザー加工機のラインアップ拡充を図ります。
※製品画像は、添付の関連資料を参照
<新製品の特長>
1.新制御方式と集光性の良いビームにより加工時間を短縮
・ビームのオン・オフを軸移動にあわせ高速同期させる新制御方式により、軸移動の停止時間をなくし、生産性向上に貢献
・集光性の良いファイバーレーザーのビーム特性により、薄板の加工で炭酸ガスレーザーと比べて約3倍(※1)の加工速度を達成
・バーコードを用いた加工情報読み込みと加工開始指示の2アクションで加工を開始(※2)
・加工位置合わせ用カメラの標準装備により、加工開始までの段取り作業を容易化
※1 当社炭酸ガス二次元レーザー加工機「ML3015NX−45CF−R」との比較。ステンレス材1mm加工時の場合
※2 当社炭酸ガス二次元レーザー加工機「eXシリーズ」から採用
2.ファイバーレーザー発振器・低損失の駆動機器の搭載により消費電力を低減
・発振効率に優れた(※3)ファイバーレーザー発振器と低損失の駆動機器の搭載により、消費電力を低減し、ランニングコストを最大70%削減(※4)
・ecoモード(※5)の搭載により、待機時の消費電力を最大70%削減(※6)
※3 投入電力に対するレーザーの発振出力について、当社製炭酸ガスレーザー発振器との比較
※4 当社炭酸ガス二次元レーザー加工機「ML3015NX−45CF−R」で当社指定形状を加工した場合の比較
※5 停止時に段階的に各機能を停止させる機能。当社炭酸ガス二次元レーザー加工機「eXシリーズ」から採用
※6 ecoモード未使用時との比較
3.レーザー出力コントロールと専用加工ヘッド搭載により高品質加工を実現
・マイコンでの加工出力の制御により、レーザー出力を高速に安定させることで、高速加工時の加工材料の裏面に発生するドロス(付着物)を低減
・加工ヘッドの新規開発による軽量化と、高速加工時でも軌跡を正確に描く新軌跡制御の採用により、高速加工時に発生する振動を抑制し、精度の高い加工を実現
<発売の概要>
製品名:ファイバー二次元レーザー加工機
形名:ML3015NX−F
標準価格(税込み):1億4700万円
受注開始:7月2日
生産台数:年間30台
<発売の狙い>
二次元レーザー加工機は、板金部品を切断する多様な生産現場において使用されており、近年では自動車・電気機器などに使用される薄板板金を効率良く加工することが求められています。
当社はこれらのニーズにお応えするため、ファイバー二次元レーザ加工機「ML3015NX−F」を発売します。ファイバーレーザー発振器の初搭載により薄板加工分野での加工時間短縮・省エネ化・高品質化を実現し、生産現場における生産性向上に寄与していきます。
<主な仕様>
※添付の関連資料を参照
<製作担当工場>
三菱電機株式会社 名古屋製作所
〒461−8670 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号
TEL 052−721−2111(代表) FAX 052−722−2181
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 産業メカトロニクス事業部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL 03−3218−6560 FAX 03−3218−6822