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日本IBM、仮想的なテスト環境を自動構築するソリューションを発表

2012-06-26

システム開発のテスト期間とコストを削減
−仮想的なテスト環境を自動構築するソリューションを発表−



 日本IBM(社長:マーティン・イェッター、NYSE:IBM)は本日、システム開発において、コンピュータ上に仮想的なテスト環境を自動構築することで、品質保持と同時にテスト期間の短縮およびコスト削減を支援するソフトウェア製品「IBM(R)Rational テスト仮想化/自動化ソリューション」を発表します。

 1枚のICカードで電車やバスの利用だけでなくショッピングができ、スマートフォンで銀行口座への振り込みや商店のサービス・クーポンの取得ができるなど、利用者の利便性が高まっています。このような環境は、企業をまたがって連携する大規模なITシステムに支えられており、昨今、システム間連携は増加の一途を辿っています。基幹システムやクラウド、モバイル端末などを連携させる複雑で大規模なシステム構築においては、個々のシステムの品質を担保する重要性がますます高まっているだけでなく、膨大な組み合わせのシステム間接続テストにもいっそう長い時間が求められています。さらに、最後には、一定期間システムを停止させ、全システムを連携させた稼働テストを行いますが、この段階で不具合が発見され、稼働開始が予定より遅れることも少なくありません。

 本日発表のRational テスト仮想化/自動化ソリューションは、テスト対象となるシステムへの入出力を仮想的かつ自動的に再現します。これにより、テスト対象システムと接続するシステムの完成を待ったり、稼働を停止したり、また、テスト環境を実際に構築することなく接続テストを実施できます。結果として、テスト時間の短縮やテスト環境構築への投資と手間の削減が可能になります。また、仮想化環境での接続テストが可能になることでシステム開発工程の早い段階で不具合の修正ができるため、開発の最終段階での大幅な変更や品質問題発覚による開発遅延が低減し、利用者へのサービス開始の遅れや追加コストの発生を防ぎます。

 実際に、新ソリューションにより、海外のある金融のお客様は、テストの大部分を自動化できたことで、手作業によるテスト期間を10日から10分に削減しました。また、ある製造業のお客様は、従来6ヶ月かかっていたシステム構築を2ヶ月短縮し、4ヶ月で完成させました。

 さらに、新ソリューションは、さまざまなシステムおよびデバイスのインターフェースに対応しているため、基幹システムや周辺システム、モバイル端末などのクライアント・システムなどを連携させた複雑かつ大規模システムのテストに対応できます。

 本日発表のIBM Rational テスト仮想化/自動化ソリューションの使用料金は4000万円(税別,100PVU)〜で、日本IBMおよび日本IBMのビジネス・パートナーから販売します。


 IBM Rational テスト自動化/仮想化ソリューション Webサイト:
  http://www.ibm.com/software/jp/rational/products/rtw/


以上


 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、Rationalは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。


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