Article Detail
豊田通商など、インド現地企業と総合病院を設立し共同運営
セコムと豊田通商が日本企業でインド初、現地企業と総合病院を設立し共同運営
〜セコム、豊田通商、印・キルロスカ・グループの3社が業務提携〜
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:前田修司)は、グループ会社でメディカル事業の中核を担う、セコム医療システム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:布施達朗)を通じて、豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区、社長:加留部 淳)、キルロスカ・グループ(インド)の3社共同で、「TAKSHASILA(タクシャシーラ) HOSPITALS OPERATING PRIVATE LIMITED」を設立いたしました。同社を運営母体として、2013年4月に、インド初となる、日本企業と現地企業が共同運営する総合病院を、南インド南西のカルナータカ州の州都であるバンガロールへ開設いたします。
本件は、豊田通商が、インドにおけるパートナー会社であるキルロスカ・グループと共に、バンガロールで病床数約300床の総合病院の経営を企画。そこに病院経営のノウハウを持つセコム医療システムが経営参画し、3社の共同運営が実現いたしました。
近年、世界各国において、医療格差の解消や高品質な医療サービスの提供が急務となっています。アジア地域においても、医療施設の数と質の充実や医療従事者への教育体制の整備を図ることで、医療サービスの質を向上させることが求められています。
セコム医療システムは、社会に「安全・安心」な暮らしを提供するというセコムグループの理念に基づき、日本国内では18の病院やクリニックと提携し、地域に根ざした高品質な医療サービスの提供に取り組んでいます。また、医療安全、感染管理、リスクマネージメントにも積極的に取り組むと共に、病院職員への教育研修を充実させてスキルアップを図り、医療の質を高めることで患者様への医療サービスのさらなる向上に努めています。
このたびインドで開設する総合病院では、これまでに培ってきたノウハウを生かし、高品質で効率的な病院経営を行ってまいります。また、最新機器と最先端の医療技術を用いた高水準の医療体制を提供し、看護をはじめとした医療スタッフへの教育にも力を入れ、インドにおける従来の病院とは異なるサービスを提供してまいります。
豊田通商は、2012年4月に医薬品、医療事業全般を推進する専門部署である「ライフ&メディカル事業推進部」を新設し、グローバルネットワークと機動力を生かし、医療機器メーカーへ出資するなど医療関連事業を進めてきました。このたび、インドにて総合病院事業に資本参加することで、医療事業のノウハウを蓄積すると共に、さらなる事業拡大を検討してまいります。
また、キルロスカ・グループは、グループが持つ幅広いネットワークを活用し、行政との調整をはじめ、土地・建物の整備や人材採用に関する調整などを行います。
来年4月に開業予定の病院は、脳神経外科や整形外科を中心とした総合病院で、現地での交通事故の増加に対応できる外傷(トラウマ)センターも併設されます。今後はこの病院の運営を皮切りに、インドでの積極的な病院展開に取り組んでいきます。
※会社概要などは、添付の関連資料を参照