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NECディスプレイソリューションズ、小規模シアター向けDLP Cinema プロジェクター「NC900C」を販売
DLP Cinema プロジェクター 新製品の発売について
NECディスプレイソリューションズ(社長:赤木 登、本社:東京都港区)は、米国テキサスインスツルメンツ社が新規開発した0.69型DLP Cinemaチップを搭載し、米国DCI(注1)制定の上映規格に準拠したDLP Cinema プロジェクター「NC900C」を、本年12月下旬から出荷を開始します。
国内・輸出をあわせ、発売後1年間で3500台の販売を見込んでいます。
「NC900C」は、寸法が621(幅)×798(奥行)×314(高)mm、質量が約43kgの小型・軽量で、スクリーン横幅9mまで対応可能(注2)など、小規模シアター向けのDLP Cinema プロジェクターです。また、文化施設や大学の講堂など、シアター以外の設置にも適しています。
ランニングコストを考慮して、ACランプを採用しました。また、DLP Cinema プロジェクターとしては、初めて2灯式のランプシステムを採用しました。1灯が不点灯になっても、明るさは低下しますが、もう1灯による上映は継続できます。さらに、ランプは容易に交換できる設計にしましたので、メンテナンスにかける時間が大幅に低減できます。
今回の新製品は、ストレージ容量1.5TB(テラバイト)のインテグレーテッド・メディア・サーバ(Integrated Media Server、以下IMS)をバンドルし、NECとしてワンストップソリューションのシステムとしてご提供することにより、中小のシアターでも安心してデジタル化ができます。希望小売価格はオープンとなります。
新製品の主な特長は次のとおりです。
1.米国テキサスインスツルメンツ社の新規開発0.69型 DLP Cinema チップを搭載
米国テキサスインスツルメンツ社が新規開発した0.69型 S2K DLP Cinema チップを搭載し、米国DCI(注1)制定の上映規格に準拠しています。
2.小型軽量で省スペースでの設置が可能
寸法621(幅)×798(奥行)×314(高)mm、質量が約43kgと小型・軽量で、また、排気ダクト設置の必要がなく、ランプ電源もプロジェクター本体に搭載されているので、スペースがない小規模シアターや文化施設などへの導入もスムーズにできます。
また、天吊りでの設置もできるので、最近欧米で普及しつつある映写室のないシアターへの設置にも対応が可能です。
3.IMSをバンドル
ストレージ容量1.5TBのIMSをNC900Cとバンドルで販売します。ワンストップソリューションのシステムとしてお客様にご提供しますので、プロジュクター、シネマサーバに対する問い合わせ、不具合等の対応がシングルウインドウとなり、迅速な対応ができます。
4.2灯式ランプシステムで安心運用
DLP Cinema プロジェクターとして初めて、2灯式ランプシステムを採用しました。
1灯が不点灯になっても、明るさは低下しますが、もう1灯による上映は継続できます。また、ランプは容易に交換できる設計にしましたので、メンテナンスにかける時間が大幅に低減できます。
5.3D投映において、ハイ・フレーム・レート対応が可能
コンテンツのデジタル化により、従来の1秒間に24コマから、48コマ、60コマと、より多くのコマ数、すなわちハイ・フレーム・レート(以下HFR)での撮影、編集に移行しており、NC900Cは、3D投映においてもHFRへの対応が可能です。
新製品の主な仕様については、別紙をご参照下さい。
(注1)参加映画会社:Disney,Fox,MGM,Paramount,Sony Pictures Entertainment,Universal,Warner Bros.Studiosの7社
(注2)スクリーンゲイン1.8(DCI準拠の作品投写時)。ただし、設置環境により、実際の最大スクリーン幅が小さくなる場合があります
<備考>
・DLP(Digital Light Processing)、並びにDLP Cinemaは、米国Texas Instruments Incorporatedの登録商標です。
・記載されている会社名、および商品名は各社の商標または登録商標です。
以上
<別紙>
「NC900C」の主な仕様
※添付の関連資料「別紙」を参照