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アズビル、電力需給最適化支援パッケージ「ENEOPTpers」の機能強化版を販売
アズビル、中長期的な節電対策に対応する電力需給最適化支援パッケージの機能強化版を販売開始
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:曽禰寛純)は、産業、建物分野の電力不足問題を強力にサポートする、電力需給最適化支援パッケージ「ENEOPT(TM)pers(エネオプトパース)」の機能強化版である「ENEOPTpers R120」を6月15日より販売開始することをお知らせします。
2011年5月に販売開始したENEOPTpersは、電力使用実績データと外気温度・外気湿度の実績データおよび予報データをもとに、当日・翌日の電力需要予測を行うソリューション商品です。節電対策に効果があると評価され、工場、オフィス、大学、病院等の約200拠点に導入されました。
ENEOPTpers R120は、当社の計測と制御の技術に加え、昨夏より導入いただいたお客さまの現場で積み上げてきた当社エンジニアの経験・ノウハウを集積しました。顧客から「事業所内を細分化し需要予測を行いたい」「気象予測配信なしで予測できないか」「製造業では製造装置の電力が大きいため、装置の電力を考慮した予測でないと電力削減効果が少ないのではないか」などの要望が寄せられたため、機能強化を行いました。
【新機能】
(1)複数の管理単位ごとの予測が可能
1台のENEOPTpersサーバで、事業所内、複数事業所など管理単位ごとに細分化し、需要予測を行うことができます。
(2)生産計画を予測に反映することが可能(オプション)
電力仕様実績の大きな装置の稼動消費予定を、算出した需要予測値に加算します。
(3)気象情報なしでも予測可能
過去の電力使用実績で電力需要予測を行うため、外気温湿度データを収集しない場合も予測が可能となりました。(気象情報配信は予測能力向上のためのオプションとして選択可能)
ENEOPTpers R120の価格は300万円から、今年度5億円の売上を計画しています。
【ENEOPTpersの導入効果】
・従来、単独事業所でしか見られなかった電力消費量と、当日・翌日の電力使用予測情報が、本社をはじめとする当該事業所以外の拠点であってもWebで閲覧できるため、全員参加の「見える化」と「協働」が可能です。
・電力需給を「見える化」し、工場稼動と電力消費の関係性を把握することで、ムダを発見することができ、課題解決に向けてのスピーディな意思決定へとつながります。
・予測データをもとに、事前に電力需要のピーク時の対処方法を全社員で共有できるため、生産性を維持しての電力削減目標達成に貢献します。
当社はビル・工場から住宅まで、節電をはじめとするエネルギーの最適運用と環境負荷の低減を実現する総合的なソリューションおよびサービスを提供しています。azbilグループ理念である「人を中心としたオートメーション」のもと、今夏の電力需給逼迫に伴う電力使用量削減目標の達成に向けて活動するお客さまを支援してまいります。
※ENEOPTは、アズビル株式会社の商標です。
株式会社山武はアズビル株式会社へ社名を変更いたしました。