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NEC、米国の通信事業会社に新しい無線ネットワーク向け通信運用システムを提供
NECの子会社ネットクラッカー社が、
米国の通信事業者スプリント社に通信運用システムを提供
NECの子会社で、通信事業者向けのシステムを手がける米ネットクラッカー社はこのたび、米国の通信事業者スプリント社(本社:米国カンザス州、CEO:ダン・ヘッセ)の新しい無線ネットワーク向け通信運用システム(TOMS、(注))を提供します。本システムは、スプリント社の掲げるネットワークビジョンプログラムの一つとして、スプリント社の新しいモバイルネットワーク基盤の運用・管理を統合し強化するものです。
本システムによりスプリント社は、サービス提供プロセスの合理化、運用効率の向上、顧客からの回線申し込み処理の迅速化など、従来型システムの課題を解決します。これによりスプリント社は、運用管理費の削減、サービス品質(QoS)の向上、運用管理におけるサポートシステムの効率化を実現します。
スプリント社のネットワークビジョンプログラムは、次世代ネットワークを活用し、ユーザの通話品質とデータ通信速度の向上を目指すものです。本プログラムにより、現存する多様なネットワークをシームレスに統合し、高速、高性能なネットワークの構築を実現します。
NECは、通信事業者向け事業の重点領域の一つとして、ソフト・サービスを提供するサービス&マネジメント事業を強化しています。NEC今後も、ネットクラッカー社と一体となって、運用支援システム(OSS)、事業支援システム(BSS)を中核とした通信サービス事業者向けサービス&マネジメント事業を、海外を中心に展開してまいります。
なお、本発表にあたりスプリント社の賛同文と、ネットクラッカー社のコメントを掲載しております。
【賛同文】
Sprint
Mr. John Harrison
Vice President, Network Supplier Performance Management
スプリント社とネットクラッカー社は信頼できるパートナーとして、5年以上に渡って協業しています。今まで数多くの困難なプロジェクトで協力してきましたが、ネットクラッカー社は今後も最先端のソリューションをスプリント社に提供し、社内業務の向上とビジネス拡大に貢献してくれるでしょう。
NetCracker
President and CEO
Mr. Andrew Feinberg
ネットクラッカー社は過去5 年間において、スプリント社の革新的なネットワークビジョンプログラムに参加し貢献してきました。スプリントの進めているネットワークとビジネスの改革は市場において高い基準を作り上げました。
私たちはこのプログラムに参加していることを誇りに思います。
以上
(注)TOMS(Telecom Operations and Management Solutions)
通信事業者のサービス提供に必要な運用管理システムの総称。一般には、顧客とのビジネス遂行を支援するBSS(Business Support System)、ネットワークの運用業務を支援するOSS(Operation Support Systems)、サービス提供基盤SDP(Service Delivery Platform)を含む。