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富士通、IPv6ネットワークへの円滑な移行を実現するデータセンター向け新ソリューション技術を開発

2012-06-16

IPv6ネットワークへの円滑な移行を実現するデータセンター向け新ソリューション技術を開発



 当社は、このほど、データセンターにおいて、IPv4ネットワークからIPv6ネットワークへの円滑な移行を実現する「SA46T/SA46T−ASデータセンターソリューション」技術を開発しました。

 本技術は、IPv6ネットワーク上でIPv4の通信を可能にする「SA46T」(注1)、ならびに、1つのIPv4アドレスを複数のサーバで共有できる「SA46T−AS」ベースにしています。

 本技術により、IPv6ネットワーク上で収容できるIPv4ネットワークの数を約43億個まで増やすことを可能にし、事実上、上限を意識することなく、お客様システムをデータセンターで収容できるようにします。また、1つのIPv4アドレスを約6万5,000個で共有可能とし、同数の物理サーバまたは仮想サーバでの共有を実現したことで、IPv4アドレスが枯渇しても、既存のIPv4ベースでのサービスの運用を維持した上で、将来にわたりサーバの増設を可能にし、サーバのIPv6対応を段階的に進めることを可能にしました。

 昨今、IPアドレスの国際管理機関およびアジア太平洋担当機関においてIPv4アドレスが枯渇し、IPv6への移行を推進する「World IPv6 Launch」が開始されるなど、対応が迫られています。アウトソーシングサービスやクラウドサービスを展開するデータセンターでは、一般に、VLAN技術を用いて、IPv4アドレスを使用した顧客システムのアドレスが干渉しないように論理的に分離して収容していますが、せいぜい約1000社(1顧客あたり4VLANを使用時)の顧客しか収容できないことが課題となっていました。また、IPv4アドレスが枯渇した場合、IPv4で運用するサービスの拡張が不可能になるため、その対策も求められていました。

 今般、上記の課題を解決するため、当社は、データセンターにおいて、IPv6ネットワークへの円滑な移行を実現する「SA46T/SA46T−ASデータセンターソリューション」技術を開発しました。

 なお、本技術は、「Interop Tokyo 2012」(開催:6月13日から6月15日、幕張メッセ)にて、インターロップショーネットと連携した実証デモを行います。

 当社は、今後本格化するIPv6への移行とIPv4の継続利用を支える日本発の技術として、広くインターネットコミュニティーに貢献すべく、現在IETF(注2)にて標準化提案を行っています。


※「SA46T/SA46T−ASデータセンターソリューション」の特長などは、添付の関連資料「リリース詳細」を参照


<関連リンク>
 ・「SA46T」標準化文書のポータルサイト
 https://sites.google.com/site/sa46tnet/

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