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アジレント・テクノロジー、ミドルレンジのベクトル・ネットワーク・アナライザー5モデルを発表
アジレント・テクノロジー、
高性能なミドルレンジのベクトル・ネットワーク・アナライザを発表
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、最大50GHz(ギガヘルツ)まで対応したミドルレンジのベクトル・ネットワーク・アナライザ「Agilent PNA−L ベクトル・ネットワーク・アナライザ」、5モデルを発表します。
今回発表のベクトル・ネットワーク・アナライザ「N523xA PNA−L」は、従来のN5230Cの後継機種です。2ポートまたは4ポートの13.5GHzモデルと20GHzモデル(いずれも下限周波数は300kHz(キロヘルツ))、および2ポートの8.5GHzモデル、43.5GHzモデル、50GHzモデルの計5モデルを提供します。
既存のN5230C PNA−Lと比べて、大幅に性能向上しており、例えば12.5GHzにおいて出力が5dBm大きく、ダイナミックレンジが20dB広くなっています。さらに、高速周波数スイッチングを実現した新たなシンセサイザを搭載しています。また、画面サイズは24%大きくなっています。既存のN5230C PNA−Lとコマンド互換のため、従来のセットアップを変更することなく新モデルを導入することが可能です。
PNA−Lシリーズは、PNAファミリの1ラインアップです。PNAには、PNA−Lシリーズ、PNAシリーズ、PNA−Xシリーズの3シリーズがあり、300kHzから1.1THz(テラヘルツ)の周波数帯に対応しています。PNA−Lシリーズは汎用ネットワーク解析に対応したモデルです。PNAシリーズは世界最高性能ベクトル・ネットワーク・アナライザです。PNA−Xシリーズは、1台の測定器、1回の接続で線形部品および非線形部品の特性評価に対応したモデルです。
新しいPNA−Lは、上位モデルのPNA−Xと同じCPUやディスプレイを採用しています。また、ハードウェア・プラットフォームも共通のため、PNA−Xシリーズのハードウェアの進化とともに、PNA−Lの性能も改善されていきます。さらに、PNA−Lでは、利得圧縮やFastCWモードなど、従来はPNA−Xのみで提供されていたアプリケーションも動作します。PNA−Lシリーズは、受動部品のSパラメータ測定や、増幅器や周波数コンバータの測定など、幅広いアプリケーションに対応しています。また、材料測定やシグナル・インテグリティ解析にも適しています。
PNAファミリは、LAN、USB、GPIBインタフェースを備えています。また、Microsoft Windows(R)オペレーティング・システムを採用した使いやすいオープン・アーキテクチャを採用しており、さらに内蔵ヘルプ機能も充実しています。PNAファミリのCPUおよびオペレーティング・システムはアップグレード可能です。
<販売価格等>
*販売価格(発表日時点での税抜き参考価格です):5,482,642円から
*販売開始日:2012年6月13日
*出荷開始時期:2012年7月
PNA−Lベクトル・ネットワーク・アナライザについての詳細は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/find/PNA
※製品画像は添付の関連資料を参照
電子計測関連の最新製品およびアプリケーションのビデオは、Agilent YouTubeネットワークでご覧いただけます。
http://www.youtube.com/AgilentTM
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電話:0120−421−345
<アジレント・テクノロジーについて>
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。18,700名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2011年10月期、66億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
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