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サタケ、白米・玄米専用の「高速ブレンド計量機」を発売
白米・玄米専用「高速ブレンド計量機」新発売
―小型化・高精度計量を実現 ブレンド米以外の用途も―
サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2−30、代表:佐竹利子)は6月1日、精米工場などでブレンド米を作る際に使用する「高速ブレンド計量機(BHW15A)」を新発売しました。
*製品画像は添付の関連資料を参照
ブレンド米といえば、低価格商品を製造する手法と捉えられていた時期もありましたが、近年では、ブレンドによる独自の食味を活かした「高級ブレンド米」や外食チェーン店向けのブレンド米などが登場し、多様な用途や味覚に対応できると人気を集めています。
サタケでは、ブレンド米生産に対応するため、1988年より「ブレンド計量機」を販売。この度、形状や計量精度を見直した新型計量機を開発しました。
「高速ブレンド計量機(BHW15A)」は、タンク下などのわずかなすき間にも設置できるよう、本体の高さを従来機の約1/2としました。サイズを小型化したことで、一度に計量できる重量が従来機の1/4(従来機60kg→15kg)となりましたが、最大15t/hの処理能力維持のため、計量の速さを従来機の約4倍(従来機15秒→3.6秒)に速めました。
また、高精度計量実現のためには、計量機自身や外部からの振動による重量値のぶれが妨げとなっていました。そこで、サタケ独自に開発した、計量時に発生する振動を平準化し、より正確な計量値を出す「振動キャンセルアルゴリズム」を搭載。振動に応じて最適なデジタルフィルタ(※1)を設定し、計量値を安定させることで、計量の高精度化を実現しました。この計量機はブレンド米生産だけでなく、高精度の計量が必要とされる工程で使用できます。
メーカー希望本体小売価格は210万円(税込み)。販売先は精米工場や乾燥調製施設など。年間100台の販売目標を設定しています。
(※1)入力データに数学的な処理をし、得たい周波数成分を抽出するフィルタ回路
*以下、製品詳細など「別紙」資料は添付の関連資料を参照
以上