ＮＥＣ、屋外設置型の超小型マイクロ波通信システム「ｉＰＡＳＯＬＩＮＫ　ＡＯＲ」シリーズを販売

ＮＥＣ、屋外向け小型軽量の
超小型マイクロ波通信システム「ｉＰＡＳＯＬＩＮＫ」シリーズを国内で販売開始
〜防水・防塵性能など高い耐環境性により防災に貢献〜



　※製品画像は添付の関連資料を参照


　ＮＥＣは、超小型マイクロ波通信システムのＰＡＳＯＬＩＮＫ（パソリンク）の屋外設置型で、小型軽量・省スペースを実現した「ｉＰＡＳＯＬＩＮＫ　ＡＯＲ（アイパソリンク　Ａｌｌ　Ｏｕｔｄｏｏｒ　Ｒａｄｉｏ）」シリーズを、従来の海外での販売に加え、本日から国内で販売を開始します。

　このたび販売する製品は、ライセンス不要な周波数帯域（６０ＧＨｚ）を活用した屋外向けマイクロ波通信システム「ｉＰＡＳＯＬＩＮＫ　ＳＸ」及び、ＰｏＥ（Ｐｏｗｅｒ　ｏｖｅｒ　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）給電機能を持つ屋外向けマルチレイヤスイッチ「ｉＰＡＳＯＬＩＮＫ　ＧＸ」の二機種です。

　現在、国内市場においては、光ファイバーによる通信ネットワーク構築が主流ですが、昨年３月に発生した東日本大震災を契機に、バックアップ用のマイクロ波通信が大きな注目を集めるようになりました。

　このたびの二製品は、防水・防塵性能など、高い耐環境性を実現すると共に、小型軽量で可搬性があるため、これまで設置が困難だった屋外における取り付けを実現します。両製品を組み合わせることにより、モバイル基地局間を結ぶ光ファイバーや、道路・橋、鉄道などの交通機関の情報網を結ぶ光ファイバーが寸断された際のバックアップ通信網として、通信障害の迅速な復旧に貢献します。
　さらに、消防・防災、地方自治体、プロバイダなどの公共ネットワーク向け通信システムなど、様々な用途に活用できます。

　ＮＥＣは今後も、高度な無線伝送技術とＩＰネットワーク技術、高品質かつ高効率なものづくりを活かし、最適なソリューションの提供を通して、顧客ニーズに応えていきます。

　なおＮＥＣは本製品を、６月１３日（水）から１５日（金）まで、幕張メッセ（千葉市花見川区）にて開催される「Ｉｎｔｅｒｏｐ　Ｔｏｋｙｏ　２０１２」において、デモンストレーション展示をする予定です。

　本製品の概要は添付の「別紙」をご参照下さい。


以上