Article Detail
富士通フロンテック、欧州ABSグループとUHF帯RFIDタグ販売で覚書締結
欧州ABSグループと富士通フロンテックは、UHF帯RFIDタグの販売についての覚書を締結
〜ABS社と富士通フロンテックは連携し、UHF帯RFID市場を拡大するためさらなるチャンスを追求〜
洗濯業界や衣料・リネン品レンタル業界へITソリューションを提供する世界的なリーダーであるABS Belgium NV社とその子会社Textilligence bvba社は、最先端のRFIDタグとソリューションを提供する富士通フロンテック株式会社(代表取締役社長:利根廣貞 住所:東京都稲城市矢野口)とその子会社Fujitsu Frontech North Americaとの間で、UHF帯RFIDタグの販売についての覚書を締結しました。ABS社は6月11日に富士通フロンテックが発表した圧力脱水対応のUHF帯RFIDソフトリネンタグの販売代理権を得て、欧州と中東におけるUHF帯RFID市場の拡大を目指します。
この覚書は、6月11日に行なわれた、ベルギーのフィリップ皇太子を団長とする経済ミッション団の署名式にて取り交わされました。
※参考画像は添付の関連資料を参照
Textilligence社(ベルギー Ravels)は、富士通フロンテックのUHF帯RFIDソフトリネンタグの販売代理権を持ち、6月11日に発表された富士通フロンテックの圧力脱水対応UHF帯RFIDソフトリネンタグを、欧州と中東にて再販業者、システムインテグレータ、およびエンドユーザへ、ソフトウェアソリューション、UHF帯RFID機器も含めたトータルソリューションとして提供します。
富士通フロンテックのUHF帯RFIDソフトリネンタグは、衣類とリネン製品に取り付けての高い耐久性が証明されており、新しい圧力脱水対応ソフトリネンタグは、欧州や中東での大規模な洗濯工場で使われている圧力脱水を用いる大容量の連続洗濯機での使用が可能となります。最大60バールの圧力脱水を用いる連続洗濯機によるテストで、圧力脱水対応ソフトリネンタグは優れた信頼性と耐久性を示しました。
新しいUHF帯タグは、2メートル以上の高精度な通信距離を実現します。例えば、ホテル等の用途では外部の洗濯業者への出庫時、あるいは洗濯後の入庫時に、輸送用コンテナに満載された個々のリネン品に取り付けられたタグの一括読み取りが可能になり、効率的な在庫の管理や紛失等の防止が可能となります。
他の例では、医療の分野においてリネン品の入荷時に全数が瞬時に読み取られ、相違や不足があった場合に直ちにサプライヤーに通知されることにより、緊急時の不足等を防止できます。このような即時の責任対応により、医療機関のみならず、サプライヤーや洗濯業者も含めて、低コストな運用が実現できます。
また、消防士、工場作業者、救急隊員のための消防服や防護服の用途にも適用可能です。
例えば、これらの衣服は外部の洗濯工場にて洗濯されて返却されますが、わずか数秒のタグの読み取りにより、利用可能期限内であるかどうかの判定ができます。これにより、作業者の安全を高めるだけではなく、高価な衣服の管理効率を高めることが可能となります。
「この新技術は病院とヘルスケア分野のリネン品の管理や、洗濯業や衣料・リネン業界に変革をもたらします。」と、ABSグループの最高経営責任者Anne de Boerは述べています。「現在、富士通フロンテックの圧力脱水対応UHF帯RFIDタグと、洗濯業界や衣料・リネン品レンタル業界の世界的リーダーである我々のソリューションにより、すばらしい効果が得られます。」
以上
<ABS Belgium NVについて>
1987年に設立されたABSグループは、洗濯業や衣料・リネン品レンタル業界へのソフトウェアソリューションを提供する世界的なマーケットリーダーです。ミッションクリティカルなアプリケーションとして、ABSSoluteアプリケーションが世界中で500社程の洗濯工場で採用されています。
医療,ホテル等の接客業および産業市場へ、衣料・リネン品のサービスを提供する小〜大規模な洗濯工場がABS社の顧客です。
ABSSoluteアプリケーションは、常に顧客の高い期待に応え、最新の技術開発に対応するために更新されており、最新版ではUHF帯RFID技術に完全に対応しています。
ホームページ(英語):http://www.abslbs.com