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電通テック子会社とあらた、店頭プロモーション事業強化で業務提携
電通テックグループ 店頭プロモーション事業の強化に向けた業務提携のお知らせ
株式会社電通テック(代表取締役社長:堀宏明)の子会社である株式会社電通リテールマーケティング(※1)(代表取締役社長:渡會公士)は、平成22年11月24日に株式会社あらた(※2)(代表取締役 社長執行役員:畑中伸介)を引受先に第三者割当増資を行い、ならびに同社の子会社である株式会社インストアマーケティング(※3)(代表取締役社長:徳倉英雄)の第三者割当増資の引き受けを合わせて実施し、資本業務提携契約を締結いたします。
これにより、当社グループがこれまで構築してきたCRM事業や多様なプロモーション事業の蓄積と、あらたグループが持つ小売業のマーケティングに関する知見を融合し、「売り」の現場を熟知した、より強力なプロモーション・サービスの提供を目指してまいります。
資本業務提携契約ならびに第三者割当増資については次の通りです。
記
1.資本業務提携の背景と内容
当社グループの株式会社電通リテールマーケティングは、平成18年より店頭マーケティング専門企業として、メーカー及び小売業の店頭における商品販売力の向上と、顧客の継続的な囲い込みを目的とした新しいマーケティングサービスを展開してまいりました。その活動は、「店頭販促・フィールドサービス・顧客分析」の3種の手法を用途に応じて活用するものであり、その結果として、情報化営業力の向上、店頭販促における費用対効果の向上、商品の売り逃しの最小化などの成果を上げ、クライアントの皆さまから高い評価を得ております。
さらに、この消費不振が長引く中、小売業やメーカーにおいて顧客データを活用し、顧客の購買行動を把握した精度の高い店頭マーケティングに対するニーズが急速に高まってきております。
そのニーズは、従来の店頭でのマスメディアと連動した「不特定多数の消費者」を対象とする販促活動から、膨大な顧客データの中の購買行動が「見える化」した「特定多数の顧客」を対象とする精度の高い店頭マーケティング活動へとシフトしております。まさにこれからの店頭マーケティング活動においては、ハイレベルな費用対効果と長期的な顧客の囲い込みの2つを同時に実現させなければなりません。
このような背景から、株式会社電通リテールマーケティングは、独自に開発したCRMプログラムをベースとしたマーケティングサービスのノウハウを活かし、今まで以上に数多くの小売業やメーカーの皆さまに対し、上記のような新しい店頭マーケティングサービスの提供と同時に、株式会社あらたと株式会社電通リテールマーケティングのフィールドサービス組織を一体化させ、クライアントの皆さまにとって、より高品質でリーズナブルな店頭管理を実現させるものです。
当社グループは、この活動を通し、店頭マーケティングという大きな領域での取り組みを積極的に進め、株式会社あらたが展開する日本の消費財市場におけるマーケティング・エージェント・カンパニー構想を、ともに進める企業として新しいサービス領域の開拓を目指します。
●新たに展開するサービス
(1)新CRMプログラムの提供:電通リテールマーケティングが保有するCRMプログラム「クリックナレッジ※4」を活用した営業支援ツールをクライアントに提供し、提案型販売を推進。
あわせて評価分析を基にしたカテゴリー・マネジメントを提供。
(2)電通テックグループの知見活用:当社グループが有する販促コンテンツを店頭に活用したプロモーション企画・実施の提供。
(3)店頭フィールド活動の最適化:株式会社電通リテールマーケティングと株式会社インストアマーケティングが展開する店頭フィールド活動を有機的に統合し効率的に展開。
2.株式会社電通リテールマーケティングの第三者割当増資の概要
割当先:株式会社あらた
発行新株式数:2,000株
増資後発行済株式総数:10,000株
発行総額:108,442,000円
増資後の資本金:300百万円
増資後持株比率:株式会社電通テック 53.6%
株式会社あらた 36.0%
日本電気株式会社 6.4%
大日本印刷株式会社 4.0%
払込期日:平成22年12月1日
3.株式会社インストアマーケティングの第三者割当増資の概要
割当先:株式会社電通リテールマーケティング
発行新株式数:250株
増資後発行済株式総数:1,250株
発行総額:16,958,250円
増資後持株比率:株式会社あらた 80.0%
株式会社電通リテールマーケティング 20.0%
払込期日:平成22年12月1日
※ 参考資料は、関連資料参照