アイ・ティ・フロンティア、米Ｑｗｉｌｔ社とキャッシュ装置「ＱＢシリーズ」の販売代理店契約を締結

次世代トランスペアレントキャッシュベンダーの米国Ｑｗｉｌｔ社と国内初の販売代理店契約を締結：



　株式会社アイ・ティ・フロンティア（本社：東京都港区、代表取締役　執行役員社長　千田　峰雄）は、Ｑｗｉｌｔ（クイルト）　Ｉｎｃ．（本社：米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、ＣＥＯ　Ａｌｏｎ　Ｍａｏｒ、以下、Ｑｗｉｌｔ社）と国内で初めて販売代理店契約を締結しました。通信事業者・インターネットサービスプロバイダー（以下、ＩＳＰ）を主な対象として、Ｑｗｉｌｔ社が提供するキャッシュ装置ＱＢシリーズ（ＴＭ）の製品販売、保守サービス提供を開始します。

　近年、スマートフォンやタブレット端末の台頭により、多くのビデオコンテンツが、場所を問わず多様な端末を使用して視聴されています。その結果、ネットワークを流れる通信トラフィックは絶えず増加しており、通信事業者・ＩＳＰは度重なるネットワーク増強に関わる設備投資を迫られています。このような状況の中、帯域幅の効率的な利用と加入者の通信品質確保の双方を実現する製品が求められています。

　ＱＢシリーズは、トランスペアレント（※）なビデオ配信ソリューションです。ビデオトラフィックをキャッシュして、高速化することにより、インターネットの進化に伴い生じる帯域および品質問題に対処することが可能となります。今回販売を開始する同シリーズのキャッシュ装置ＱＢ−１００は、従来のキャッシュ製品と比較して、小型で電力効率が高く、最低でも５倍以上の処理能力を提供します。また、既存ネットワークインフラへ影響を与えることなく導入可能です。２ＲＵ（ラックユニット）の１筺体で２０Ｇｂｐｓまでのトラフィック解析処理能力、５Ｇｂｐｓまでのビデオ配信処理能力を提供します。

　ＱＢ−１００のビデオ配信機能Ｔｒａｎｓｐａｒｅｎｔ　Ｖｉｄｅｏ　Ｄｅｌｉｖｅｒｙは、帯域を激しく消費するビデオトラフィックを効率よくキャッシュして配信することによって、帯域量を低減し、短期間でのＲＯＩ（投資回収）を実現します。また、ＱＢ−１００のモニタリングツールＶｉｄｅｏ　Ａｎａｌｙｔｉｃｓは、加入者がインターネット上でどのようなビデオコンテンツを視聴しているのか、また、ビデオコンテンツがどの程度の帯域を消費しているのかをグラフィカルに表示します。人気のあるオンラインビデオサイトについて、加入者別、タイトル別、セッションおよび帯域消費量別に表示することもできます。通信事業者は、Ｔｒａｎｓｐａｒｅｎｔ　Ｖｉｄｅｏ　ＤｅｌｉｖｅｒｙとＶｉｄｅｏ　Ａｎａｌｙｔｉｃｓを併用することで、オンラインビデオのトレンドを把握しながら、ネットワークの最適化を図ることが可能となります。

　当社は、海外ベンチャー企業の先進的な製品を紹介し、導入保守サービスを提供してきた実績に基づく技術力と信頼性を生かし、通信事業者・ＩＳＰを中心にＱＢ−１００の導入コンサルティング、営業活動を展開していきます。
　（※）通信経路中で既存の通信に影響を与えず、人気のあるコンテンツを自動検出・自動キャッシュし配信する仕組み


■Ｑｗｉｌｔ社について
　ビデオトラフィックの最適化配信のためトランスペアレントキャッシュベンダーとして２０１０年に設立されました。本社は米国カリフォルニア州レッドウッドシティにあり、イスラエルを開発拠点としています。
　Ｗｅｂサイト：http://www.qwilt.com/


▼Ｑｗｉｌｔ　ＱＢシリーズ
　http://www.itfrontier.co.jp/solution/telecom/qwilt/index.html


以上