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島津製作所、高分解能タイプの精密電子上皿天びん「UW1020H」を発売
精密電子上皿天びんのシリーズを強化、拡販を目ざす
−ひょう量820gと1,020gの高分解モデル 計4機種を投入−
精密電子上皿天びんUW1020H(校正分銅内蔵型)島津製作所は、電磁力平衡式電子上皿天びんUW/UXシリーズに、ひょう量820gと1,020gの高分解能タイプの新機種を投入してラインアップの強化を図ることにより、精密電子上皿天びんの一層の拡販を目ざします。(発売日:11月24日)
新たに発売するのは、UWシリ−ズ(校正分銅内蔵型)とUXシリーズ(標準型)のそれぞれひょう量820g(最小表示0.001g、分解能82万分の1)と1,020g(最小表示0.001g、分解能102万分の1)の2機種、計4機種です。
精密電子上皿天びんUW/UXシリーズは、質量センサーに当社独自の特殊アルミニウム一体型センサー“ユニブロック(UniBloc)”を採用して、速い応答速度と、温度変化の影響をうけにくく、風・振動・衝撃にも強い特長を有する高精度電磁力平衡式電子上皿天びんです。
電磁力平衡式電子上皿天びんは、試料の重さによる電磁力の変化に対応する電流の大きさから質量を求める方式の精密天びんです。UW/UXシリーズは、研究現場及び生産現場のいずれの用途にも応える高精度・高分解能な電磁力平衡式電子上皿天びんのシリーズです。
現在、電磁力平衡式精密電子天びんでこのクラスの機種の市場規模は、国内が年約15億円(世界市場は年150億円)で、今後、さらに拡大するものと見込まれています。
現在、UW/UXシリーズには、それぞれ、ひょう量220〜620g(最小表示0.001g)、420〜6,200g(最小表示0.01g)、4,200g(最小表示0.1g)、8,200g(最小表示0.1g)の計20機種があり、年間約7,000台の販売実績を有しています。
今回、当社は、このUW/UXシリーズに、従来機種の上位に当たる高分解能(従来機種の最高分解能は62万分の1)タイプの新機種を追加投入して、計24機種に増やし、ラインアップを一層拡充したものです。
今回のラインアップ強化により、すぐれた作業性と、高精度・高信頼性を備えた精密電子上皿天びんに対するユーザーの幅広いニーズに対応できる機種がそろい、当社では、競合力向上による拡販を目ざします。
【新製品の特長】
新製品の特長は次の通りです。
・特殊アルミニウム合金から一体成形により製作した質量センサー“ユニブロック(UniBloc特許取得済)”を採用しており、早い応答速度と、ばねやねじなどを一切使用しない構造のため、精密天びんで重要視される温度変化による性能変化がほとんどなく、風・振動の影響を受けにくく、衝撃に強い、など高い信頼性を備えています。
・当社独自のWindows直結機能を備えており、測定データをExcelなどのアプリケーションにインターフェースやソフトウェアなしで直接取り込むことができます。
・時計機能内蔵で、感度校正の記録や測定データが日付入りで残せます。
・計量結果の合否判定機能や個数測定機能など豊富な応用計算機能を備えています。
当社は、本シリーズを、製薬・化学をはじめとする産業用途や研究機関向けに拡販し、精密電子上皿天びん国内市場のシェア約30%を目指します。
【新発売の機種と定価】
※ 関連資料参照
販売計画
4機種あわせて 年1,000台(初年度、国内外合わせて)
※参考:従来機種を含めた24機種合計では年8,000台を計画報道関係の皆様からのお問い合わせはこちら
「UWシリーズ」の詳しい製品説明についてはこちら
http://www.shimadzu.co.jp/products/balance/products/p01/b-uw.html
「UXシリーズ」の詳しい製品説明についてはこちら ニュース
http://www.shimadzu.co.jp/products/balance/products/p01/b-ux.html