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JFEスチールなど、設計制約を受けない高強度・高靭性冷間プレス成形角形鋼管を開発

2012-06-11

設計制約を受けない550N/mm2級冷間プレス成形角形鋼管を商品化
高強度・高靭性冷間プレス成形角形鋼管『PコラムG385T』

大臣認定および設計法の評定を取得


 JFEスチール株式会社(以下「JFEスチール」)と株式会社セイケイ(以下「セイケイ」)は、角部の靭性を高めた550N/mm2級高強度・高靭性冷間プレス成形角形鋼管『PコラムG385T』(以下『G385T』)を開発し、国土交通大臣の認定(*1)を取得しました。同時に、耐破断性能に優れた溶接接合法「NBFW(R)法(*2)」を適用することで、一般的な冷間プレス成形角形鋼管(「BCP325」等)に設計上課せられる強度低減等の設計制約(*3)を受けないとする一般財団法人日本建築センターの設計法の評定(*4)を取得しました。高強度冷間プレス成形角形鋼管において、「設計制約を受けない」とする評定を取得するケースは日本で初めてとなります。

 セイケイは、これまで550N/mm2級冷間プレス成形角形鋼管として「G385」を累計13,000トン販売しておりますが、かねてからお客様からは、角部での高い靭性を保証し、かつ建物の耐震性確保に有利な商品の要望がありました。

 この要望に対し、JFEスチールは、ナンバーワン先端技術であるオンライン加速冷却装置『Super−OLAC(TM)』を駆使することで、従来よりも柱部材としての高い性能を発揮できる鋼板の製造を可能とし、またセイケイは、これを素材として冷間プレス加工を行い、新たに角部での高い靭性を保証した『G385T』を開発しました。さらに、『G385T』を柱材とし、柱−ダイアフラムの溶接に両社独自の特許技術である「NBFW(R)法」を適用した鉄骨柱部材について、優れた耐震性が高く評価され、一般財団法人日本建築センターの設計法の評定を取得しました。設計制約を受けない『G385T』の活用により、耐震設計における部材強度が低減不要となるため、従来材(「G385」等)と比較して柱重量の低減が期待されます。

 JFEスチールおよびセイケイは、今後高層ビルや大規模建築物等への『G385T』の採用を目指してまいります。また、両社は今後ともお客様のご要望に幅広くお応えすべく、付加価値の高い建築建材商品の開発に努めてまいります。


 ※用語解説、参考図・表などは添付の関連資料を参照

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一般財団法人 国土交通大臣 アフラ 商品化 耐震

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