アズビル、中小規模建物・工場向けＢＥＭＳを販売開始

アズビル、中小規模建物、工場向け
ＢＥＭＳ　アグリゲータ対応エネルギー管理システム（ＢＥＭＳ）を開発



　アズビル株式会社（本社：千代田区丸の内２−７−３　社長：曽禰寛純）は、ビル・工場から住宅まで、節電をはじめとするエネルギーの最適運用と環境負荷の低減を実現する総合的なソリューションおよびサービスを提供しています。このたびＢＥＭＳ　アグリゲータとして提供する商品として、豊富な実績を有する当社中大規模建物向けＢＥＭＳの機能を絞り込み、パフォーマンスを重視した中小規模建物・工場向けＢＥＭＳを開発、７月１日より販売開始します。

　当社は、４月４日、経済産業省からＢＥＭＳ　アグリゲータとして認定・登録されたことを機に、中小規模建物・工場顧客に本補助金を活用して節電、省電力を実現する新商品を開発しました。また合わせて、ＢＥＭＳの普及が進んでいない小規模建物・工場向けに、ＢＥＭＳ　アグリゲータ対応のデマンドコントローラも近日中にラインアップします。新商品は、当社アグリゲーションセンター（＊）と接続することで、電力の見える化、電力の逼迫状況に応じたデマンドレスポンスの実施、年間削減目標値に基づく空調の省エネ制御などにより、快適性／生産性を損なうことなくピーク時やトータルの消費電力の削減に貢献いたします。また、受電電力などの見える化グラフをインターネットを通してＰＣやスマートフォンで閲覧でき、居住者の意識を高め節電に結びつけることもできます。

　価格は最小構成（既存の当社システムにソフトウェアを追加する場合）で１５万円から。初期導入費（補助対象上限５００万円）の１／３または１／２を補助金でカバーできます。

　当社はこれまで約２万件以上のビルディングオートメーションシステムを納入しており、中大規模建物顧客には、ＥＳＣＯ等を活用した省エネ提案を進めてきました。今回これを機に省エネ対応が進んでいなかった全国の中小規模建物や工場に、当社販売店とコンソーシアムを構成することで、取組みを加速します。また、当社はビルシステムカンパニー社長直轄の組織を設置し、顧客への提案からフォローまで一貫して行える体制を構築します。

　本商品と販売体制により、既存顧客を中心に２年間の事業期間で１，０００件以上の高圧小口需要家をターゲットに３００件以上の受注を目指します。当社の大規模ビル・工場における長年の省エネ実績に基づくノウハウを活かし、単に運転を止めたり間引くのではない、快適環境を維持しつつ消費電力を削減するという質の高い制御で節電を実現し、中小規模向け建物・工場でのシェア拡大を図ります。

　当社は、「人を中心としたオートメーション」の理念のもと、建物規模を問わずあらゆる規模のビル・工場から住宅に対応する節電・省エネメニューを開発・販売し、地球環境保全に貢献してまいります。


＊当社のエネルギー管理システム（ＢＥＭＳ）を集中管理するセンター株式会社　山武はアズビル株式会社へ社名を変更いたしました。


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