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みずほ情報総研、「MVNO向け料金収納サービス」をベスト電器に提供
― 移動通信サービスにおける料金収納業務のアウトソーシングを実現 ―
MVNOとして新規事業に参入するベスト電器に、料金収納サービスを提供
みずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 直美)は、MVNOとして新たに移動通信サービスに参入する株式会社ベスト電器(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:小野 浩司)に対して、料金収納を行うIT基盤を構築し2012年6月よりサービスの提供を開始しました。
スマートフォンやタブレット端末などの普及が進む中で、モバイル用途でのデータ通信の需要は高まっており、これらの利用者に応えるために、MVNOとして移動通信サービスを手がける事業者も増加しています。MVNOとは、自社で回線設備を持たずに携帯電話会社などの回線を再販する形で通信サービスを提供する事業者で、通信速度や料金など、各社が特色あるサービスを展開しています。
今回、ベスト電器は移動通信サービスの開始にあたり、サービス利用者の料金収納業務について、みずほ情報総研の「MVNO向け料金収納サービス」を導入しました。本件は、当該サービスが、2009年10月に開始され、現在約16万回線の契約を管理している実績を評価されたものです。また、継続的な課金を行うという形態はベスト電器にとって初めての事業領域であり、金融系グループの企業として決済業務の実績をもつ、みずほ情報総研をパートナーとして本サービスの採用が決定されました。
本サービスでは、通信サービスを提供するベスト電器、回線設備の提供者、データ通信サービスの利用者、その外、大手カードブランド(*)等の複数の収納チャネルを管理し、これらの間で行われる決済業務を統合的に処理します。また、当社が行った請求、収納処理の結果、回線設備を提供する事業者が保有する利用者ごとの請求、売上額のデータについては、その内容をベスト電器に還元します。各種の情報はインターネット(Web−EDI)を介して還元できるため、処理結果の確認をタイムリーに行うことが可能です。なお、これらの処理は、本サービスの標準メニューとして含まれているため、今回のサービス導入についても、約3カ月の短期間で完了しています。
みずほ情報総研では、今後も各種の決済ソリューションの提供を通じて、新規事業分野に参入するお客さまのビジネスをサポートします。
*VISA、Master、JCB、Amex、Dinersでの取り引きを可能としています。
本サービスの詳細についてはこちらをご覧下さい。
http://www.mizuho-ir.co.jp/solution/corporation/industry/mvno/sk2/
*本サービスは、決済ソリューション「請求・消込Collection(R)2.0」をベースに、MVNO向けに特化したサービスです。
*「請求・消込Collection」は、みずほ情報総研株式会社の登録商標です。
<本サービスの特色>
【請求処理】
・クレジット決済(売上・洗替):大手カードブランドとの連携機能を提供
・口座振替決済:収納代行業者との連携機能を提供
・コンビニ決済:収納代行業者との連携機能を提供
【帳票作成】
・希望者向け口座振替のご案内(圧着はがきタイプ)の印刷から、加工、発送までを提供
・コンビニ払込票(封書タイプ)の印刷から封入・封緘、発送までを提供
【督促対応】
・未収分を翌月の請求と合算して請求する督促機能を提供
【情報還元(インターネット【Web−EDI】によるファイル還元)】
・請求・収納処理時に処理内容(明細・合計)を還元
・回線設備を提供する事業者(MNO)より得られる契約情報(契約・回線デバイス)を還元
<MVNO向け料金収納サービスの概要>
※添付の関連資料「添付資料」を参照