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NTTデータ、歯科向けレセプト院内審査支援システム「レセプト博士NEO Dental」を提供

2012-06-01

歯科向けレセプト院内審査支援システムの提供開始
〜歯科電子レセプト請求に対応したパッケージソフトを開発〜



 株式会社NTTデータは、レセプト院内審査支援システム「レセプト博士(R)NEO」に新たに歯科レセプトチェック機能を搭載した「レセプト博士NEO Dental」を2012年6月1日より販売開始します。
 「レセプト博士NEO Dental」は業界初(注1)の歯科レセプト形式帳票出力と、充実したチェック機能の提供により、歯科レセプト院内審査の効率化および精度向上を実現します。
 歯科レセプトの電子化が一部医療機関を除き2015年3月末に猶予期限を迎えることに伴い、医療機関における歯科レセプトの点検業務効率化のニーズが拡大することが予想されます。
 こうした動向をふまえ、NTTデータでは「レセプト博士NEO」のラインアップに歯科向け商品を追加し、医科、歯科双方のレセプト点検業務の効率化をトータルにサポートすることで、さらなる利用拡大を目指します。
 NTTデータでは、レセプト博士シリーズのユーザー数を、今後3年間で10,000ユーザーへシェア拡大することを目指します。


【背景】
 「レセプト博士」は2002年、医科向けに、レセプト(注2)の院内審査の効率化を実現するパッケージソフトウエアとして販売開始しました。2011年4月1日には「レセプト博士NEO」としてリニューアルを行い、2,000を超える医療機関に採用されています。販売開始以来、シェア拡大に向けて商品戦略の見直し、商品体系整理、新機能の提供を行ってきましたが、さらなるシェア拡大に向け、歯科向け商品の提供を開始します。
 歯科レセプトは、電子化の猶予期限である2015年3月末までに、紙から電子レセプトによる請求への移行が大きく進むものと考えられます。また、審査支払機関(注3)においても、現在コンピューターを用いたレセプト内容のチェックの充実が図られています。このような状況のなか、歯科においても、医科同様、コンピューターを用いたレセプト院内審査のニーズが拡大すると見込まれることから、歯科レセプトチェック機能を搭載した「レセプト博士NEO Dental」を開発しました。

 〔図:レセプト博士NEOによるレセプト点検業務効率化イメージ〕

  ※添付の関連資料「イメージ図」を参照


【特長】
 「レセプト博士NEO Dental」は、「レセプト博士」で長年培った医科レセプトのチェックノウハウを基に、歯科レセプトのチェックにおいても、充実したチェック機能を提供し、さらに歯科特有の歯式や歯数、病態移行に対応したチェック機能も提供します。また、業界初の歯科レセプト形式の点検帳票出力機能や、充実したガイド・ヘルプ機能により、より高い利便性を実現しました。
 これら機能によって、レセプト院内審査を効率化し、記載内容の不備による審査支払機関の返戻、査定を未然に防止することが可能となります。


【主な機能】
 1.フォーマットチェック機能
   電子レセプトファイルがレセプト電算処理の記録条件仕様“オンライン又は光ディスク等による請求に係る記録条件仕様(歯科用)”に準拠しているかチェックします。記録順序や各レコードの桁数等に不備がないか、外字が含まれていないか等をチェックします。

 2.算定チェック機能
   歯科点数表の解釈をもとにしたチェックを行います。算定チェックは、審査支払機関側のレセプト電算処理システムで公開されている標準仕様“オンライン又は光ディスク等による請求に係る記録条件仕様(歯科用)”に準拠した内容となっています。

 3.疾患チェック機能
   薬品と疾患、検査と疾患等の他、診療行為の適応性をチェックしています。標準で提供している疾患チェックマスタは、医療用医薬品の添付文書情報等をもとに常用量や適応疾患が設定されていますが、使用する医療機関ごとに変更や追加ができるようになっています。

 4.各種点検帳票出力
   上記1〜3のチェック結果を、レセプト形式またはリスト形式の帳票に出力し、審査支払機関にて返戻・査定となる可能性のある記載について不備内容の表示をします。普段から見慣れた歯科レセプトをイメージした点検帳票に内容を表示することで、違和感なくレセプト点検が行えます。


【導入効果】
 1.「レセプト博士NEO Dental」は、「レセプト博士NEO」が持つ、豊富な算定チェック、疾患チェック機能等を継承しており、システムによるチェックで正確なレセプトの提出が可能となり、電子レセプトの導入効果をより高めるとともに、返戻・減点査定の減少とその対応稼働の削減が図れます。また、歯科レセプト点検のノウハウを持つ担当者が少ない医療機関においても、確実なレセプト院内審査を実施することができます。

 2.レセプト院内審査業務にかかる稼働が、システム導入前と比べ、約40〜60%(病院の規模や現状のチェック方法により異なる)削減することができ、残業時間の減少、人員削減等の経費削減が図れます。

 3.病名、部位、診療内容の点検項目が警告として抽出され、その内容のみ確認することで、医師による歯科レセプト点検作業を軽減できます。


【価格および販売目標】
 価格:オープン価格
 販売目標:レセプト博士シリーズ全体で今後3年間で、10,000ユーザーの獲得を目指します。


注1 レセプト院内審査支援システムにおいて。2012年2月現在、当社調べ
注2 レセプト
  診療報酬明細書のことで、医療機関が保険者に対して、被保険者の加入している医療保険に応じ、保険者が支払う医療費を請求する書類です。医療機関は、保険者が負担する金額を算出するため、カルテを元に、一人ひとりの患者に対して一カ月ごとに行った医療行為(診察や検査、投薬など)や費用をレセプトにまとめ、保険者に対して提出しています。
注3 審査支払機関
  保険者等の委託を受け、保険医療機関等から提出されるレセプトが適正であるか審査を行い、保険者等に診療報酬等を請求し、保険医療機関等に対し、その支払いを行う機関のこと。社会保険診療報酬審査支払基金国民健康保険団体連合会があります。


・「レセプト博士」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
・その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。


<関連情報>
 レセプト博士シリーズWEBサイト
 http://www.drreceipt.jp/


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