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アジレント・テクノロジー、コスト効率の高いミリ波信号解析ソリューションを発表
アジレント・テクノロジー、
コスト効率の高いミリ波信号解析ソリューションを発表
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、自社のシグナル・アナライザ「Agilent EXAシリーズ シグナル・アナライザ」を44GHz(ギガヘルツ)のミリ波帯まで対応させたことを発表します。外付けのエクステンダを使用することで、最大1.1THz(テラヘルツ)まで対応可能です。EXAリリーズは業界で最もコスト効率の高いミリ波シグナル・アナライザとなります。
ミリ波帯で動作するシステムが増加するにつれ、その測定ニーズも高まっています。また、高分解能のレーダ、センサ・システム、数ギガビットの無線および光データ通信などにニーズの高まりにより、高周波部品や高周波システムへの関心がますます高まりつつあります。EXAシリーズの性能・機能拡張を行うことで、従来通りの高性能なミリ波測定を圧倒的な低コストで実現しました。
当社のマイクロ波&コミュニケーション事業部担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャのAndy Botkaは次のように語っています。
「航空・宇宙・防衛やワイヤレスなど、ミリ波帯の信号では、さまざまな課題に対処しながら正確な信号・スペクトラム測定を行うことはますます困難となります。今回発表のEXAシリーズは、業界で最もコスト効率の高いミリ波信号解析ソリューションとして、低コストで、これまで以上に高い周波数帯の測定を必要とされるお客様の要求にお応えします。」
当社の他のXシリーズ シグナル・アナライザ同様、EXAは多機能で拡張性が高く、多様な測定アプリケーションを提供しています。また、アップグレードも容易です。さらに、8564ECなど、従来のミリ波製品より軽く可搬性に優れており、航空・宇宙・防衛や無線通信のバックボーンにおけるミリ波アプリケーションに最適です。
EXAの優れた感度(.140dBm/Hz未満。Vバンド全体。Agilent M1970Vスマート・ミキサ併用時)により、スプリアスや高調波の正確な測定が可能となります。優れた位相雑音性能(代表値−106dBc/Hz(10kHzオフセット、1GHzキャリア信号の時))を実現したEXAは、ミリ波デバイスの設計や検証において厳しい測定要求にも対応可能となっています。
EXAシリーズは当社のXシリーズ シグナル・アナライザのラインアップで、10Hz(ヘルツ)〜44GHzの周波数帯に対応しています。Xシリーズ シグナル・アナライザは、ハードウェア、測定手法、ソフトウェア全般にわたって、革新的な信号解析を実現しています。また、携帯電話、ワイヤレス・ネットワーク、デジタル・ビデオなど、25以上の業界を代表する測定アプリケーションを提供しています。
<販売価格等>
*販売価格(発表日時点での税抜き参考価格です):
32GHzモデル 4,051,840円から
44GHzモデル 5,712,950円から
*販売出荷・開始日:2012年5月23日
EXAシリーズ シグナル・アナライザについての詳細は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/find/X-Series_enhancements
※製品画像は添付の関連資料を参照
<アジレント・テクノロジーについて>
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。18,700名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2011年10月期、66億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
<お客様からのお問い合わせ先>
計測お客様窓口 電話:0120−421−345