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日本チェーンストア協会、4月の販売概況を発表

2012-05-25

平成24年4月度・チェーンストア販売概況



★全体の概況
 平成24年4月度の販売総額の前年同月比(店舗調整後)は、2ヶ月連続のマイナスとなった。

 ・4月の上旬から中旬にかけて全国的に気温が低く、3日から5日には発達した低気圧が春の嵐として全国各地で猛威を振るうなど天候の影響を受けた。下旬には気温が上昇して、全国的に温かい日が多くなった。
 ・昨年は自粛ムードであった花見等の行楽需要については、回復傾向が見られた。


 ※会員企業数 57社/店舗数 7,758店
 ※総販売額 1兆233億円 (店舗調整前) 97.7% (店舗調整後) 98.1%

 <部門別の概況>
  ・食料品   8,769億円 (店舗調整前) 96.6% (店舗調整後) 97.3%
  ・衣料品   1,090億円 (店舗調整前) 99.7% (店舗調整後)100.9%
  ・住関品   2,230億円 (店舗調整前) 98.6% (店舗調整後) 98.4%
  ・サービス     36億円 (店舗調整前) 94.3% (店舗調整後) 97.0%
  ・その他     672億円 (店舗調整前)102.5% (店舗調整後)100.1%


★商品別の動き
 <食料品>
  ●農産品
   ・野菜、果物ともに相場高の状況であった。
   ・野菜は、前年の放射能問題による相場下落の反動もあり好調に推移した。
   ・ダイエット効果報道の影響で引き続きトマトが好調。カット野菜、キャベツ、白菜も相場高から好調だった。
   ・昨年の相場高の反動で玉ねぎは厳しい状況であった。じゃがいも、きのこも苦戦した。
   ・果物は、かんきつ、バナナ、イチゴが好調に推移した。りんごは品薄のため不調。

  ●畜産品
   ・セシウム問題の影響から依然として牛肉は厳しい状況が続いた。豚肉、鶏肉も不調。
   ・昨年は水産品のセシウム含有の懸念から畜産品は好調であり、その反動で不調。
   ・相場高の影響から鶏卵は苦戦した。
   ・ベーコンは引き続き、好調に推移している。

  ●水産品
   ・昨年は震災影響で不振であった反動で、海藻が好調。あさり、ほたて等貝類も好調であった。
   ・うなぎは、養殖用の稚魚不漁による相場高騰の影響もあり苦戦した。
   ・冷凍えびは引き続き不調であった。刺身類の動きは良かった。

  ●惣菜
   ・野菜相場高の影響もあってサラダ類を中心とした要冷惣菜が伸びた。和惣菜も好調に推移した。
   ・行楽需要から弁当、オードブル類も動きが良かった。
   ・米飯は好調であったが、寿司はあまり伸びなかった。

  ●その他食品
   ・米は相場が高騰した影響で好調に推移した。
   ・インフルエンザ予防の報道効果によりヨーグルトは引き続き好調であった。デザート、冷凍食品、アイスクリームも伸びた。
   ・行楽需要も後押しをして、引き続きノンアルコール飲料は好調であった。
   ・震災後の納豆不足報道の影響で昨年好調であった納豆は、反動により不調。

 <衣料品>
  ●紳士衣料
   ・月前半は気温が低く、春物商品は不振が続いた。
   ・カッターシャツ、スラックス、シャツ、カットソーは好調だが、スーツ、ジャケットは伸びなかった。

  ●婦人衣料
   ・入学、入社関連でスーツの需要があり好調。カットソー、ブラウスの動向が良かった。
   ・下旬に気温が上がると、春物商品に加えて夏物商品が伸びを見せ、シャツ、スカートが伸長した。

  ●その他衣料・洋品
   ・機能性肌着は、4月下旬の気温上昇の影響で涼感性のものが好調であった。
   ・昨年の震災後に需要が高まったベビー用品は、反動により不調。
   ・スクール関連の商品は動きが良かった。

 <住関品>
  ●日用雑貨品
   ・前年の備蓄需要の反動が依然として影響しており、乾電池、懐中電灯、ガスボンベは苦戦が続いた。
   ・入学や新学期シーズンということもあり、文具の動きは良かった。
   ・昨年の震災後に品薄となっていた影響で、タバコは前年を上回った。

  ●医薬・化粧品
   ・気温の上昇とともに防虫剤、殺虫剤の需要が高まり好調に推移した。健康食品は不調。・化粧品はメンズ、ヘアケアボディケアは好調だが、ヘアメイク、フェイスメイク、フェイスケアは苦戦した。

  ●家具・インテリア
   ・新生活需要から、ソファベッド、ベッド、カーペットは好調であった。リビングボードは不調。
   ・寝具・寝装品は、新生活の需要から羽毛布団、敷布団、組布団は好調となった。
   ・毛布は、震災需要で昨年好調であった反動で苦戦した。

  ●家電製品
   ・新生活需要からエアコン、冷蔵庫は好調に推移した。
   ・液晶テレビは、依然として苦戦が続いた。洗濯機も伸びなかった。

  ●その他商品
   ・自転車は好調に推移して、電動アシスト付きの動きが良かった。
   ・月前半の気温が低かった影響もあり、スポーツウェアは不調であった。

 <サービス・その他>
  ・旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%であった。
  ・食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.6%であった。



*「チェーンストア販売統計(月報)平成24年4月度速報」は添付の関連資料を参照



※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
 ホームページアドレス;http://www.jcsa.gr.jp


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