Article Detail
川崎重工、坂出工場でばら積運搬船「FURNESS VICTORIA」を引き渡し
ばら積運搬船「FURNESS VICTORIA」の引き渡し
川崎重工は、5月17日に坂出工場において、EAST BLUE LINE S.A.(イースト ブルー ライン エス エー)向け58型ばら積運搬船「FURNESS VICTORIA(ファーネス ビクトリア)」(当社第1702番船)を引き渡しました。本船は、当社が開発した58型ばら積運搬船の15番船です。
本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。
<引き渡し>
2012年5月17日
<主要目>
全長:197.00m
長さ(垂線間長):194.00m
幅(型):32.26m
深さ(型):18.10m
満載喫水(型):12.65m
総トン数:33,084トン
載貨重量トン数:58,648トン
貨物倉容積:73,614m3
主機関:川崎−MAN B&W 6S50MC−C7×1基
連続最大出力 8,630kW×116回転/分
航海速力:約14.45ノット
定員:25名
船級:日本海事協会(NK)
船籍:パナマ
<特長>
1)船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を有しています。また、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能です。
2)省燃費型ディーゼル主機関および高効率タイプのプロペラ、さらに当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよび抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用し、推進性能を向上させることにより燃料消費量を低減させています。
3)主機関および発電機用エンジンは、海洋汚染防止条約によるNOx排出量二次規制に対応しています。
以上
※ばら積運搬船の画像は添付の関連資料を参照