富士通、インテル最新ＣＰＵ搭載１ＷＡＹサーバーなど６モデルを発売

ＰＣサーバ「ＰＲＩＭＥＲＧＹ」の１ＷＡＹサーバ４モデル、２ＷＡＹサーバ２モデルをエンハンス
最新ＣＰＵ「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）Ｅ３ファミリー」と「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）Ｅ５　ファミリー」を搭載


　当社は、本日インテル社より発表された最新ＣＰＵを搭載した１ＷＡＹラック型サーバ１モデル、１ＷＡＹタワー型サーバ３モデル、２ＷＡＹブレードサーバ１モデル、および２ＷＡＹマルチノードサーバ１モデルの計６モデルを本日より販売開始します。

　１ＷＡＹ　１Ｕラック型サーバ「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＲＸ１００　Ｓ７」、１ＷＡＹタワー型サーバ「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＴＸ１００　Ｓ３」「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＴＸ１２０　Ｓ３」「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＴＸ１４０　Ｓ１」は、搭載ＣＰＵラインナップに「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）Ｅ３　ファミリー」を追加、２ＷＡＹブレードサーバ「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＢＸ９２０　Ｓ３」は、「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）Ｅ５　２４００番台」を搭載することで、処理性能ならびに省電力性能を強化します。

　加えて、マルチノードサーバ「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＣＸ４００」に搭載するサーバノードとして、「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）Ｅ５　２６００番台」の中で最上位のＣＰＵを搭載でき、かつＧＰＵコンピューティングカードを搭載可能な「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＣＸ２７０　Ｓ１」を追加し、高集積なハイパフォーマンスコンピューティングを実現します。


［関連リンク］　ＰＣサーバ　ＰＲＩＭＥＲＧＹ（プライマジー）
　http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/


　昨今、中堅中小市場のシステムにおいても仮想化のニーズがますます高まっており、当社は、本市場において幅広く利用されている１ＷＡＹサーバに、いち早く最新の「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）Ｅ３　ファミリー」を採用したモデルを提供します。

　また、データセンター、ハイパフォーマンスコンピューティングに代表される高集積の分野においては、高性能に加え省電力性が求められており、当社は、「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）Ｅ５　２４００番台」を採用したブレードサーバ、高速処理カードを搭載可能なマルチノードサーバを提供します。


■新製品ラインナップ
　・１ＷＡＹ　ラック型サーバ　「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＲＸ１００　Ｓ７」
　・１ＷＡＹ　タワー型サーバ　「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＴＸ１００　Ｓ３」
　・１ＷＡＹ　タワー型サーバ　「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＴＸ１２０　Ｓ３」
　・１ＷＡＹ　タワー型サーバ　「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＴＸ１４０　Ｓ１」
　・２ＷＡＹ　ブレードサーバ　「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＢＸ９２０　Ｓ３」
　・２ＷＡＹ　マルチノードサーバ　「ＰＲＩＭＥＲＧＹ　ＣＸ２７０　Ｓ１」


　※製品画像は添付の関連資料を参照


■新製品の特長

１．１ＷＡＹサーバ（ＲＸ１００　Ｓ７、ＴＸ１００　Ｓ３、ＴＸ１２０　Ｓ３、ＴＸ１４０　Ｓ１）
・消費電力あたりの性能向上を実現したインテル社最新ＣＰＵ「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）プロセッサー　Ｅ３　ファミリー」をＣＰＵラインナップに追加します。従来より提供しているＣｅｌｅｒｏｎ／Ｐｅｎｔｉｕｍ／Ｃｏｒｅ　ｉ３　プロセッサーとあわせ、幅広いＣＰＵラインナップからお客様のニーズに応じた最適なＣＰＵを選択できます。Ｗｅｂフロントシステムから中小規模の仮想化まで、多様化するＰＣサーバの利用シーンで、最大のコストパフォーマンスを発揮します。
・１ＷＡＹサーバでも動作周波数１６００ＭＨｚメモリの採用や、３ＴＢ　ＳＡＴＡ　ＨＤＤを新規に採用します。さらに加速する高速化および大容量化へも対応します。
・「国際エネルギースタープログラム（注１）」（ＲＸ１００　Ｓ７、ＴＸ１００　Ｓ３、ＴＸ１４０　Ｓ１）に対応したオプション構成が可能です。また、「スーパーグリーン製品（注２）」（ＴＸ１００　Ｓ３、ＴＸ１２０　Ｓ３、ＴＸ１４０　Ｓ１）の認定を受けており、グリーンＩＣＴによる環境負荷の低減を支援します。

２．２ＷＡＹブレードサーバ（ＢＸ９２０　Ｓ３）
・消費電力あたりの性能向上を実現したインテル社最新ＣＰＵ「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）プロセッサー　Ｅ５　２４００番台」を搭載しています。４コア〜８コアまで幅広いＣＰＵラインナップを揃え、中堅企業・大企業における部門サーバから基幹サーバまで幅広くお客様のニーズに応じた最適なＣＰＵを選択できます。
・メモリスロットを拡張し、１２枚実装可能です。さらに、省電力かつ大容量を実現する「ＬＶ−ＬＲＤＩＭＭ（注３）」を選択でき、最大３８４ＧＢ（注４）まで搭載可能です。
・大容量のＳＡＳ　ソリッドステートドライブ（ＳＳＤ）を新規に採用することで、高速で信頼性の高いストレージ接続により処理能力を求められる仮想化システムなどの安定稼働に寄与します。
・オンボードのＬＡＮインターフェースを１０Ｇｂｐｓ　×２ポートと１Ｇｂｐｓ　×４ポートから選択可能です。また、ＳＡＳアレイコントローラ専用スロットを装備することで、拡張ボードスロットを使用せずにＲＡＩＤ構成が可能となり、より柔軟なシステム構成が可能です。たとえば、ＦＣ拡張ボードとＳＡＳアレイコントローラを同時搭載することで、信頼性の高いＲＡＩＤ構成されたローカルストレージにシステムを置き、データはＦＣ接続された大容量ストレージシステムに置く仮想化システムなどを構築可能です。

３．２ＷＡＹマルチノードサーバ（ＣＸ２７０　Ｓ１）
・「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）プロセッサー　Ｅ５　２６００番台」の中でも最上位のＣＰＵである「インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）プロセッサー　Ｅ５−２６９０」、およびＧＰＵコンピューティングカードを搭載可能です。高さ２ＵのＣＸ４００　シャーシに２台搭載できるため、４２ＵラックあたりＧＰＵコンピューティングカードを搭載した２ＷＡＹサーバノードを４２サーバ収容可能で、高集積なハイパフォーマンスコンピューティングに最適です。

４．サーバの運用管理
・サーバなどのハードウェアのみならず、ソフトウェアなども含めたＩＣＴシステムをトータルでサポートできるシステム統合管理ツール群「ＳｅｒｖｅｒＶｉｅｗ　Ｓｕｉｔｅ」を提供しています。サーバの構築から運用、メンテナンスまでサーバの一連のライフサイクルをサポートします。


■インテル株式会社　クラウドコンピューティング事業本部　事業本部長　平野　浩介　様のコメント
　インテルは、インテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）プロセッサーを搭載した富士通株式会社のＰＲＩＭＥＲＧＹの発表を歓迎いたします。インテルはＰＲＩＭＥＲＧＹにて、サーバ市場におけるトップランナーとしての市場を切り開いていただけるものと期待しております。最新のインテル（Ｒ）Ｘｅｏｎ（Ｒ）プロセッサーは、比類のないバランスのとれた性能を提供すると同時に運用コストを引き下げることで（注５）、クラウドコンピューティングの成長とインターネット接続機器の増加に対応できるように設計されています。富士通株式会社のソリューションとインテルのソリューションとの組み合わせは、データセンターが急増し、仮想化や大容量化などサーバニーズも多様化しているグローバル市場において、最適なサーバ・プラットフォームであると確信しております。


■新モデルの希望小売価格、および提供開始時期

　※添付の関連資料を参照


■商標について
　記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


＜注釈＞

注１　国際エネルギースタープログラム：
　世界７ヶ国・地域で実施されているオフィス機器の国際的な省エネルギー制度。

注２　スーパーグリーン製品：
　「省エネルギー」「３Ｒ設計・技術」などの環境要素のいずれかにおいて、環境要素がトップグループレベルにあり、市場製品または自社製品との比較において優れていると当社が認定した製品。

注３　ＬＲＤＩＭＭ（Ｌｏａｄ　Ｒｅｄｕｃｅｄ　ＤＩＭＭ）：
　データ・バスの負荷容量を低減することで高速化と大容量化を実現したメモリ。

注４　最大３８４ＧＢ：
　２ＣＰＵ搭載時（３２ＧＢ　ＬＶ−ＬＲＤＩＭＭ×１２）。

注５　運用コストを引き下げることで：
　具体的なコスト削減額や結果は、当該顧客企業、そのビジネス目標や企業環境の構成に特有のものです。ビジネス目標、ソフトウェア設計、インフラストラクチャー、または構成が異なると、実際の結果にも差が生じます。


＜関連リンク＞
　・ＰＣサーバ　ＰＲＩＭＥＲＧＹ（プライマジー）
　　http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/


＜本件に関するお問い合わせ＞
　富士通コンタクトライン
　０１２０−９３３−２００
　受付時間：９時〜１７時３０分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）