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パナソニック、新不揮発性メモリReRAM内蔵マイコンを開発

2012-05-18

業界トップ(※1)の低消費電力を実現

業界初(※2)、新不揮発性メモリ ReRAM内蔵マイコンを開発
2012年5月より評価用スタータキット提供開始



【要旨】
 パナソニック株式会社デバイス社は、業界で初となる新不揮発性メモリReRAM[1]内蔵マイコンを開発しました。北陸工場砺波地区の0.18μmラインに生産体制を構築し、業界トップ(※1)の低消費電力を実現、本マイコンのサンプルを用いた評価用スタータキットの提供を2012年5月より開始します。


【効果】
 本マイコンを使用することにより、機器の低消費電力化に貢献します。特に待機時の低消費電力が強く求められる、スマートメータなどの環境インフラ機器やスマートフォンなどのモバイル機器において、バッテリの長時間駆動や小型化を実現できます。


【特長】
 本マイコンは以下の特長を有しております。

 1.業界初(※2)のReRAM内蔵マイコンを評価用スタータキットとして提供することにより、機器開発に向けたアプリケーションの検討が可能

 2.不揮発性メモリ内蔵マイコンとして、業界トップ(※1)の低消費電力を達成(0.9V/32kHz動作時4μW以下)。電源電圧0.9Vでの動作を実現するとともに、1.8Vでは低速動作時の動作電流を約50%(※3)、クロックカウント時の動作電流を約80%(※3)削減

 3.フラッシュマイコン比5分の1(※4)のデータ高速書換えを実現。外付けEEPROM[2]の削減による機器の小型化や、製造ラインでのデータ書込み時間の短縮に貢献可能


【内容】
 本マイコンは以下の技術によって実現しました。

 1.0.18μm低消費電力ReRAM混載CMOSプロセス技術

 2.低電圧での読出しを実現する1T1R型ReRAM[3]設計技術、および、マイコン部の低消費電力を実現するアナログ回路最適化技術

 3.メモリセル書換え10nsを実現する抵抗変化素子技術、および、ReRAMに最適化した不揮発性メモリ動作制御技術


【従来例】
 環境インフラ機器やモバイル機器では、バッテリの長時間駆動や小型化のために、常に制御動作を続ける不揮発性メモリ内蔵マイコンの低消費電力化や、書換えの高速化が求められています。これらのニーズに応えるマイコンの必要性が高まっています。


【実用化】
 評価用スタータキット提供開始:2012年5月(提供に関しては応談)


特許
 国内特許 263件、海外特許 147件(出願中を含む)


※1 不揮発性メモリ内蔵マイコンとして(32kHz〜500kHz動作時)。2012年5月15日現在、当社調べ。
※2 不揮発性メモリ内蔵マイコンとして。2012年5月15日現在、当社調べ。
※3 当社フラッシュマイコン比(32kHz動作時)。
※4 当社従来フラッシュマイコン比。


※特長の説明などは、添付の関連資料を参照


以上

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パナソニック マイコン 最適化 現業 特許

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