サカタのタネ、「よく咲くスミレ」に淡いラベンダーピンク色の「ライチ」を追加

新品種
人気の『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズに、透明感のある淡いラベンダーピンク色が登場
『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』の苗を発売
従来のパステルピンク系のパンジーの弱点である、株が大きくなりにくく花上がりが少ない性質を克服



　サカタのタネは、パンジーとビオラの長所をあわせもつＦ１品種『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズに『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』を追加し、苗の販売を開始します。同シリーズは、花色が豊富で華やかなパンジーの性質と、秋、冬、春のスリーシーズンにわたり咲き続ける当社育成パンジーがもつＬＲ（ロングラン）性（※１）、それに多花性で、寒さや雨、風に強く育てやすいビオラの性質を兼ね備えています。花径は、パンジーとビオラの中間の約４ｃｍです。新品種『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』は、日本人好みの透明感のある淡いラベンダーピンクの花色です。もともとパステルピンク系のパンジーは、株が大きくなりにくく花上がりが少ない性質がありますが、『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』はこれを克服し、株張りがよく、次々と休みなく花を咲かせます。『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』は、オンラインショップを含む当社通信販売では、２０１２年６月１日から受注を開始し１０月下旬から順次発送します。税込み小売価格は、６株１組で１，２００円です。販売形態は１０．５ｃｍポット苗です。また、全国の種苗店、園芸店、ホームセンター、サカタのタネ　ガーデンセンター横浜でも同年１０月下旬に発売予定です。


※商品画像は、添付の関連資料を参照


　『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズは、秋、冬、春のスリーシーズン咲き続け、庭を鮮やかに彩る草花です。花色が豊富で華やかなパンジーの性質と、秋から春遅くまで咲き続ける当社育成パンジーがもつＬＲ（ロングラン）性、それに多花性で、寒さや雨、風に強く育てやすいビオラの性質をあわせもっています。さらに、高温期でも徒長（※２）しにくくコンパクトに形よく株がまとまることも大きな特長です。
　『よく咲くスミレ（Ｒ）』のシリーズ名は、花径４ｃｍほどの中小輪の丈夫な花をたくさん咲かせる開花習性のよさと、「パンジーでもビオラでもない新しいコンセプトの花」という意味を込め、あえて「スミレ」の名をつけて命名したものです。各色の品種名は「ピーチ」「ソーダ」「レモネード」「スイートポテト」など、花色からイメージされる果物や飲み物、またはスイーツの名前をつけ、親しみやすいネーミングにしています。
　２００７年の発売以来『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズは、購入された方々から「花の大きさや株張りがほどよく、花壇だけでなくコンテナでも使いやすい」「高温期に徒長しにくい」といった高い評価をいただいています。当社通信販売部の『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズの苗の売上は、２００８年、２０１０年、２０１１年にパンジー・ビオラのなかでトップとなっています。
　今回発売する『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』は、日本人好みの淡いラベンダーピンクの花色で、清楚で優しげなイメージを醸し出します。同品種は、ライチの果肉の色を思わせる透明感のある花色から『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』と名付けました。パステルピンク系の花色はどの品目の花でも人気が高く、『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズにもこの花色の追加が望まれていました。性質はこれまでの『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズの品種と同様に、株のまとまりがよく開花性に優れ、コンテナやバスケットでの寄植え、花壇に好適で、幅広い用途で楽しむことができます。特に『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』は主張しすぎないやわらかな色合いのため、『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズのほかの品種や、個性的な花壇材料とも組み合わせしやすい品種です。
　もともとパステルピンク系のパンジーは、株が大きくなりにくく、花上がりが少ないという性質があります。『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』は、これらの弱点を克服し、定植してすぐに株が大きくなり、次から次へと休みなく花を咲かせます。また、同品種の育成の際には、色合いにも細部までこだわりました。サクラを想起させるパステルピンク系の花色は国内で需要が高い色合いですが、その分微妙な色の違いでも好みが分かれてしまいます。そこで、社外で試作を行う際に、流通との関わりが深い生産者に対して色に関する調査を行うなどして、日本人に好まれる品種の実現を追求しました。
　今回の『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』の追加により『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズは、合計１４品種とラインアップがよりいっそう充実します。今後もさらなる品種育成を進め、ユニークで魅力的な新色を発表していく予定です。
　なお、『よく咲くスミレ（Ｒ）』シリーズの売上金の一部は、２００７年６月から継続してＮＰＯ法人全国骨髄バンク推進連絡協議会（会長：市川團十郎氏）へ寄付しており、骨髄バンクの推進活動に生かされ、同活動の普及啓蒙に貢献しています。

※１　ＬＲ性：
　ロングランの略で当社開発の開花が早く、秋、冬、春のスリーシーズン咲き続ける性質のこと。連続開花性ともいう。

※２　徒長：
　茎などが、通常よりも長く伸びること。


※シリーズの概要などは、添付の関連資料を参照


＜読者の方からの『よく咲くスミレ（Ｒ）　ライチ』に関するお問い合わせ先＞
　株式会社　サカタのタネ　通信販売部　電話０４５−９４５−８８２４