富士通、クラウド統合パッケージ「Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ」に小規模向けなど２モデルを追加

プライベートクラウド統合パッケージ「Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ」のモデルラインナップを拡充
システムの規模や実現ステップに応じて仮想環境からプライベートクラウド環境まで柔軟に選択可能



　当社は、プライベートクラウドをスピーディーに導入できるプライベートクラウド統合パッケージ「Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ（クラウドレディーブロックス）」のモデルラインナップを拡充し、本日より販売開始します。「Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ」は、プライベートクラウドの設計、構築、運用に必要なハードウェア、ソフトウェアをセットアップし、あらかじめ基本設定した状態で提供されるプライベートクラウド統合パッケージです。

　今般、３０ＶＭ（注１）程度の小規模な仮想環境を実現する「Ｅｘｐｒｅｓｓ　Ｍｏｄｅｌ」と、仮想環境を実現し、さらにインフラ運用の自動化やサービス化まで含めたプライベートクラウド環境へのステップアップも可能な「Ｓｔａｎｄａｒｄ　Ｍｏｄｅｌ」を新たに追加します。また、従来より提供しているプライベートクラウド環境向けモデルを「Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍｏｄｅｌ」として提供します。

　これにより、お客様要件にあわせてモデルを選択でき、また仮想化からプライベートクラウドへのステップアップも可能となります。当社のこれまで培ってきたクラウドの構築・運用の技術やノウハウを実装した本製品により、高品質の仮想環境やプライベートクラウド環境を迅速に構築し、容易かつ確実に運用することが可能となります。

［関連リンク］プライベートクラウド統合パッケージ　ＦＵＪＩＴＳＵ　Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ
　http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/products/news/20120511/


　近年、ビジネスを取り巻く環境の変化に迅速に対応するために、既存のシステムを最適化し、コンピュータ資源を柔軟に活用できるプライベートクラウドの導入を検討するお客様が増えています。しかし、技術面や運用面から、まずは仮想化からステップを踏んでプライベートクラウドへ発展させるお客様が多いのが実状です。

　当社は、従来からプライベートクラウド環境を実現する統合パッケージとして「Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ」を提供していましたが、今回新たにプライベートクラウドのファーストステップである仮想環境の実現に最適化された「Ｅｘｐｒｅｓｓ　Ｍｏｄｅｌ」および「Ｓｔａｎｄａｒｄ　Ｍｏｄｅｌ」を追加し、お客様の目指すシステム環境を実現するモデルラインナップとしました。

　※参考画像は、添付の関連資料を参照


■本製品の特長

１．モデルラインナップの拡充によりお客様のシステム要件にあわせた選択が可能
　今回、「Ｅｘｐｒｅｓｓ　Ｍｏｄｅｌ」「Ｓｔａｎｄａｒｄ　Ｍｏｄｅｌ」「Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍｏｄｅｌ」の３つのモデルラインナップに拡充することにより、お客様のシステム要件に最適な選択が可能となります。

　３０ＶＭ程度の比較的小規模な仮想環境をより速く、安く、簡単に実現できる「Ｅｘｐｒｅｓｓ　Ｍｏｄｅｌ」、仮想環境を実現し、将来プライベートクラウド環境へのステップアップも可能な「Ｓｔａｎｄａｒｄ　Ｍｏｄｅｌ」、プライベートクラウド環境を実現する「Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｍｏｄｅｌ」としてそれぞれ提供します。

　これらのモデルは、当社パブリック型クラウドサービス「ＦＧＣＰ／Ｓ５」と共通の最新技術を採用するとともに、当社「沼津ソフトウェア開発クラウドセンター」での社内実践や、約２，０００件に及ぶこれまでのお客様向けプライベートクラウドシステムの商談を通じて培った構築・運用ノウハウのベストプラクティスを具現化したものです。


２．仮想化からインフラ運用の自動化やサービス化まで含めたプライベートクラウドへのステップアップに対応
　「Ｓｔａｎｄａｒｄ　Ｍｏｄｅｌ」は、管理・運用まで標準化した仮想環境の実現するモデルです。さらに、仮想環境の業務システムを標準化して配備を自動化・サービス化するプライベートクラウドへのステップアップにも柔軟に対応することができます。将来的にプライベートクラウド環境の実現を目指しているが、まずは仮想化から始めたいお客様に最適なモデルです。これにより、将来のお客様のＩＣＴ環境の成長を見据えた無駄のない投資が可能となります。


３．最新のテクノロジーにより、プライベートクラウド環境を迅速に構築し、容易かつ確実に運用可能
　「Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ」には、クラウド管理ソフトウェアとして当社「ＳｅｒｖｅｒＶｉｅｗ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｏｒｃｈｅｓｔｒａｔｏｒ　Ｖ３」を標準搭載しており、プライベートクラウド環境を迅速に構築し、容易かつ確実に運用することが可能です。

　本ソフトウェアにより、「Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ」で構築されたプライベートクラウド環境におけるＩＣＴリソースの迅速な割り当てや変更、業務のスムーズな立ち上げ、業務内容変更にともなうＩＣＴリソースの柔軟な拡縮が可能で、運用管理の負荷を大幅に軽減できます。また、操作性の高いセルフポータルにより、利用シーンに合わせた直感的な操作でＩＣＴリソースの申請や変更が行えます。

　また、消費電力あたりの性能向上を実現した最新ＣＰＵ「インテルＸｅｏｎＥ５ファミリー」を搭載した最新ハードウェアや仮想化ソフトウェア「ＶＭｗａｒｅ　ｖＳｐｈｅｒｅ５」への対応など、お客様は、最新テクノロジーをいち早くシステム運用に取り入れることが可能です。


４．あらかじめ構築・設定済みでの出荷により導入期間を大幅に短縮
　ヒアリング項目に回答するだけで、事前検証済みの組み合わせの中から最適な構成を決定します。必要なハードウェアとソフトウェアをあらかじめ工場でインストール、搭載済みの状態で出荷されるため、機器搬入から稼働までの期間を大幅に短縮します。


■製品構成概要および希望小売価格

　※添付の関連資料「詳細資料」を参照


■出荷時期
　２０１２年６月中旬より


■商標について
　記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


［注釈］

注１　ＶＭ：
　記載の搭載ＶＭ数は、１シャーシもくしは１ラックに搭載できる目安。１ＶＭにＣＰＵ（２ＧＨｚ／１コア）、メモリ（４ＧＢ）、ＨＤＤ（１３０ＧＢ）を割り当てた場合で算出した値。実際の搭載ＶＭ数は要求性能により異なります。


［関連リンク］

・プライベートクラウド統合パッケージ　ＦＵＪＩＴＳＵ　Ｃｌｏｕｄ　Ｒｅａｄｙ　Ｂｌｏｃｋｓ
　http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/products/news/20120511/



＜本件に関するお問い合わせ＞
　富士通コンタクトライン
　０１２０−９３３−２００
　受付時間：９時〜１７時３０分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）