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矢野経済研究所、大判プリンタ(LFP)世界市場に関する調査結果を発表
大判プリンタ(LFP)世界市場に関する調査結果 2012
〜2009年度以降、成長を取り戻した大判プリンタ〜
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて大判プリンタ(LFP)世界市場の調査を実施した。
1.調査期間:2011年10月〜2012年3月
2.調査対象:出力機器メーカー
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談によるヒアリング、ならびに文献調査併用
<大判プリンタとは>
一般的なプリンタが対応しない大判サイズの用紙へ印刷できるプリンタの総称であり、A2サイズ以上の用紙に対応しているプリンタで、LFP(Large Format Printer)とも呼ばれる。主に、業務用途で用いられ、販促広告物のポスターや、CADで作成された図面などを出力している。印刷方式としては、インクジェット方式や電子写真方式などがある。
【調査結果サマリー】
◆2011年度の大判プリンタ(LFP)の世界出荷台数は前年度比102.4%と増加
リーマンショック後に縮小していた大判プリンタ市場であったが、市場はインクジエット方式を中心として回復傾向にあり、2011年度の世界出荷台数は、前年度比102.4%の275,000台となる見込みである。
一方、出荷金額では、電子写真方式の減少や大判プリンタ全体の機器単価の低価格化によって、前年度比97.6%の222,160百万円となる見込みである。
◆高成長を続けるUVインク対応機、回復基調にある水性インク対応機と溶剤インク対応機
インクジェット方式の大判プリンタ(LFP)の2011年度の出荷台数の伸びについて、対応インク別に2007年度を基に比較したところ、UVインク対応のプリンタでは小型の低価格機が市場投入された事による高成長を維持し、2007年度比で2.08倍となる見込みである。また、水性インク対応、溶剤インク対応のプリンタは共に回復基調にあるものの、2007年度の水準までは回復しない見込みである。
【資料発刊】
資料名:「2011−2012 出力機器市場総覧【プリンタ・プロッタ編】」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C54100900
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*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照