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日本NI、企業向けの回路性能最適化と学生向けの回路設計教育用ソフトウェアを発表
日本NI、企業向けの回路性能の最適化と教育分野での回路設計教育の向上を
実現するNI Multisim12.0を発表
ニュースハイライト
●最新バージョンのMultisim回路シミュレーション環境は、従来の回路シミュレーションの複雑性を直感的かつグラフィカルな手法で抽象化する、回路設計および電子工学教育に特化したパッケージです。
●Multisim12.0は、高度なシミュレーションや解析機能によって、設計フローの早い段階で回路性能を最適化するため、試作時の反復作業を最低限に抑えられます。
●Multisim12.0教育版は、学生および教育者向けの独自の対話式回路設計教育環境で、理論から実験への移行をスムーズに行えます。
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下日本NI)は5月9日、回路設計および電子工学教育向けのソフトウェアの最新バージョン、「NI Multisim12.0」を発表いたします。Multisim12.0は、業界標準のSPICEシミュレーションに基づいており、使いやすさを考えて最適化されています。
Multisim回路シミュレーションツールは、NI LabVIEW(グラフィカル開発ソフトウェア)で開発されたカスタマイズ可能な解析機能、業界標準のSPICE解析機能、および直感的な計測器で構成されています。エラーの発生や試作時の反復作業を最低限に抑えられるため、設計性能を向上させることができます。Multisim12.0では、LabVIEWとの統合が初めて可能となったため、アナログ・デジタルシステムの閉ループシミュレーションを実現することができます。これにより、デスクトップでのシミュレーション段階を終える前に、FPGAデジタル制御ロジックやアナログ回路(電力アプリケーションなど)を検証することができます。また、Multisimでは、レイアウト・ルーティングやラピッドプロトタイピングのニーズを考慮して最適化されており、試作検証用のNI再構成可能I/O(RIO)FPGAプラットフォームやPXIプラットフォームなどNIハードウェアとシームレスに統合します。
Multisim12.0教育版には、教育向けの機能が搭載されており、ハードウェアとの統合や実践的なテキストで教育をサポートします。この統合システムでは、対話式で実践的に回路動作の検証を行えるため、回路理論を強化することができます。また、新機能により、学生はメカトロニクスや電力、デジタルカリキュラムのトピックについてより理解を深められ、工学教育全般にわたって単一環境を利用することができます。Multisimはすでに教育機関で広く普及しています。専門学校や大学でMultisimを選択する理由は、対話式コンポーネント、シミュレーション駆動型計測器、そして、NI ELVIS(NI Educational Laboratory Virtual Instrumentation Suite)およびNI myDAQ教育用ハードウェアプラットフォームとの統合が優れていることが挙げられます。
<コメント>
ナショナルインスツルメンツのプロフィシェンシープログラムのディレクターであるデーブ・ウィルソンのコメント
「プロになった時に使用するツールと同じものを学生が使えるようにすることで、工学を難解極まりないものや理論上だけのものにならないようにします。Multisimの最新バージョンでは、強力な機能を直感的な方法で使用できるため、企業においても教育機関においても、ユーザはツールよりもアプリケーション自体に焦点を絞ることができます。」
◆製品の特長
■Multisim12.0:21万6,000円(税別)から
(http://www.ni.com/multisim/ja/professional.htm)
・MultisimおよびLabVIEWを使用したアナログ/デジタルアプリケーションのシステムレベルでの閉ループシミュレーションで設計時間を短縮
・電気機械モデル、AC/DC電力変換器、スイッチモード電源など、新しいデータベースの機能向上が電力アプリケーションの設計に最適
・アナログ・デバイセズ社、ナショナルセミコンダクター社、NXPセミコンダクターズ社、およびフィリップス社の2,000種類を超える新しいデータベースコンポーネントが使用可能
・90種類を超える、精密なピン配置のコネクタによってNIハードウェア用のカスタム設計を容易に行える
*この製品は、代理店の株式会社エヌエフ回路設計ブロック(http://www.nfcorp.co.jp/pro/mi/cs/index.html)が販売します。
■Multisim12.0教育版:6万3,000円(税別)から
(http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/201800)
・新しい精密なピン配置のコネクタをNI myDAQなどのNI教育用ハードウェアに使用し、学生のプロジェクトや設計をよりスムーズに実行
・新しい電源/機械コンポーネントはメカトロニクスおよびパワーエレクトロニクスの理論の教育に最適
・最新のXilinx FPGAツール対応(12.xおよび13.x)でデジタル理論のカリキュラムがさらに充実
・研究室のデスクトップでLabVIEWを使用したアナログ/デジタルシステムレベルのシミュレーションを利用し、制御、エネルギー、電力、およびメカトロニクスの理論を教育することが可能
◆関連リソース
・製品ページ:http://ni.com/multisim/ja/
・Multisim12.0プロフェッショナル版のWebイベント:回路設計の性能を最適化する方法
http://zone.ni.com/wv/app/doc/p/id/wv-3129/
・Multisim12.0教育版のチュートリアルおよびビデオ:NI MultisimとNI ELVISを使用してアナログ回路の概念を理論から実験へ移行して教育する
http://zone.ni.com/devzone/cda/tut/p/id/13599/
※参考画像は添付の関連資料を参照
以上
◇日本ナショナルインスツルメンツ株式会社について
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(http://www.ni.com/jp)は、1976年以来、生産性を高めイノベーションを後押しするツールを世界中のエンジニアに提供してきた米国ナショナルインスツルメンツの日本法人です。NIの「グラフィカルシステム開発」手法は、統合されたソフトウェア/ハードウェアプラットフォームを導入することで、計測・制御機能を必要とするあらゆるシステムの開発を迅速化します。技術によってよりよい社会を目指すというNIの姿勢と長期的ビジョンは、顧客や取引先、従業員の成功にも貢献しています。ナショナルインスツルメンツは米国テキサス州オースティンに本社があり、従業員は6,100名以上、セールスオフィスは40ヶ国以上にあります。日本においては、日経ビジネス誌に掲載される2012年度版「働きがいのある会社」(従業員25〜249人の部門)において第3位に選ばれています。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
[一般読者向け]
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
プロダクト事業部 営業部
TEL:0120−527196/FAX:03−5472−2977
E−Mail:salesjapan@ni.com
LabVIEW、Multisim、National Instruments、NI、およびni.comはナショナルインスツルメンツの登録商標です。その他の企業名ならびに製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。