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日本調剤グループ、2014年度までの中期経営計画を策定
日本調剤グループ 第3期中期経営計画の策定について
(期間:平成25年3月期〜平成27年3月期)
当社ならびに当社グループでは、平成25年3月期(2012年度)から平成27年3月期(2014年度)までの3ヵ年のおける中期経営計画を策定いたしましたのでお知らせいたします。
1.基本方針
■環境変化を捉えて、“真の医薬分業”実現に向け、新時代の扉を切りひらく
・一人でも多くの患者さまに日本調剤のサービスを提供する
⇒日本全国の、「ジェネリックに変えたい」、の声に応える
・事業推進のスピードをこれまで以上に加速する
⇒日本の医療制度における大きな潮目の変化をしっかりと捉える
・医療に携わる企業(企業人)として、活動(行動)に“志(こころざし)”を持つ
⇒薬剤師が専門家としての職能を全うする“真の医薬分業”の実現を常に見据える
2.経営目標
当社グループでは、ジェネリック医薬品の使用促進強化などの各種医療制度改革が進む市場環境変化を、業容拡大の最大の好機と捉え、第3期中期経営計画期間を、5年後にシェア10%獲得を図るための通過点と位置付け、数値目標を以下のとおり設定し、業績伸長に努めてまいります。
*参考資料は添付の関連資料を参照
※グループ総売上高目標につきましては、会計年度内での売上高目標ではなく、あくまでも5年後の当社グループの成長イメージを見据え、通過点としての3年目の年度末に年間売上4,000億円体制を可能とする、月間売上高(約330億円以上)を目標とするものです。営業利益率についても同様です。
3.事業戦略と重点施策
日本の医療制度は、国の財政的な要因もあり、大きく変革せざるを得ない状況にあります。当社グループ各社は、この大きな潮目の変化をしっかりと捉え、これまで以上のスピードで事業推進を図り、各事業間の相乗効果を発揮することで、“真の医薬分業”時代を切りひらいてまいります。
I.調剤薬局事業
■5年後の成長イメージ:“真の医薬分業”時代を切りひらく業界トップ企業としての体制確立
・ジェネリック医薬品の徹底的な使用促進(数量ベース50%の早期達成)
・面対応薬局を中心とした新規出店ペースの更なる加速(全国1,000店舗体制の早期確立)
⇒早期の黒字化達成に向けた取組みの強化
・在宅医療への取組み強化(無菌調剤室利用の在宅医療基盤の構築)
・多様化するニューシルバー世代の消費者ニーズに応える商品・サービス開発(OTC販売強化)
・大量採用(新卒・中途)に対応した採用戦略の再構築
・全国1,000店舗体制の早期確立を見据えた社内システムの堅牢性強化
・飛躍的成長に向け企業理念の浸透と組織統制力の一層の強化(社員教育の更なる充実)
・薬剤師のスキルアップによる安心・安全な医療サービス提供の実現
II.医薬品製造販売事業
■5年後の成長イメージ:国内トップレベルのジェネリックメーカーへの成長
(フルライン・ジェネリックメーカーとして急拡大する市場需要を取り込む)
・国内トップレベルのジェネリックメーカーとして、売上高1,000億円体制を確立
・本格的な市場拡大期を見据えた販売品目の拡充(製造販売承認数の早期増強)
・自社工場生産規模の飛躍的な拡充
・医薬品卸業者さまとの連携強化による戦略的営業活動の推進
III.労働者派遣紹介事業
■5年後の成長イメージ:薬剤師人材業における圧倒的な優位性の確保(薬剤師27万人の囲い込み)
・薬剤師データベースの構築と拡張(メディア・情報関連部署の設置)
・顧客ニーズの把握と有効提案に向けた人材教育の強化
・全国各地域へのきめ細やかな営業展開の実施
⇒事業所網の整備・拡充(広域から狭域化へ)
以上