イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

ファンケル、微細乳化製法コエンザイムQ10の吸収性を実証

2012-05-09

当社独自技術「微細乳化製法」を用いた
コエンザイムQ10の吸収性を実証
2012年3月28日〜31日に開催された日本薬学会第132年会にて発表



 株式会社ファンケル(本社:横浜市中区、代表取締役社長執行役員:成松義文)では、コエンザイムQ10に関する様々な研究を行ってまいりましたが、当社独自開発の吸収性に優れた微細乳化製法(※1)を用いたコエンザイムQ10の吸収性についてヒト臨床試験を行い検証いたしました。
 その結果、微細乳化製法コエンザイムQ10は、一般的なコエンザイムQ10よりも吸収性が高いことが確認されました。
 以下に研究の概要および結果をお知らせいたします。


<研究の概要>

【研究の経緯】
 コエンザイムQ10は抗酸化作用や疲労軽減などの様々な機能性が期待されていますが、経口摂取した場合の吸収性が低いことが知られています。そこで、当社は吸収性を高めた『微細乳化製法コエンザイムQ10』を開発し、2011年11月に同製法を用いたサプリメントを上市いたしました。本研究では、この微細乳化製法コエンザイムQ10サプリメントについて、実際に吸収性が改善しているかをヒト試験で検証いたしました。

【研究の方法】
 健康な成人男女43名を対象としたクロスオーバー試験(※2)により、微細乳化製法コエンザイムQ10と一般的なコエンザイムQ10を1週間摂取した場合の血中のコエンザイムQ10濃度を比較いたしました。

【研究の結果と考察】
 微細乳化製法コエンザイムQ10を摂取した方が一般的なコエンザイムQ10を摂取した時よりも、1週間後の血中のコエンザイムQ10濃度が有意に高値であることが示されました(図I)。また、微細乳化製法コエンザイムQ10を1週間摂取することで、血中の酸化ストレス度が有意に減少することも示されました。
 以上のことから、微細乳化製法コエンザイムQ10を摂取することで、効率よくコエンザイムQ10を体に取り入れ、酸化ストレスから体を守ることができることを確認いたしました。酸化ストレスは、血管、肝臓、腎臓、脳、肌など体中のさまざまな部位の障害を引き起こし、老化や病気の原因ともなります。したがって、微細乳化製法コエンザイムQ10を摂取することで、老化の進行を遅くする働きや、病気の予防・改善が期待できます。

【図I 血中CoQ10濃度の変化】

 ※添付の関連資料を参照

【研究発表と今後の展開】
 本研究内容は、2012年3月28日〜31日に開催された日本薬学会第132年会にて「O/D型乳化組成物によるCoQ10吸収性への影響」として発表いたしました。当社では今後も、微細乳化製法の技術を用いて、効率良く機能成分を摂取できるサプリメントの開発を進めてまいります。


[用語説明]

※1 微細乳化製法
 コエンザイムQ10は脂溶性成分のため、水に溶けにくく体に吸収されにくい成分です。微細乳化製法は、脂溶性の成分(コエンザイムQ10)が水に触れると、自然に素早く微細に乳化されて水になじむファンケル独自の製法です。

※2 クロスオーバー試験
 各被験者がすべての被験品を無作為の順序で割り当てられる試験のこと。例えば、2群比較の場合は、被験品Aを摂取してから被験品Bを摂取する群と、反対に被験品Bを摂取し


[研究者のコメント]

 ※添付の関連資料を参照

Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版