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日産自、LAオートショーで「ムラーノ クロスカブリオレ」など新型車3車種を公開

2010-11-24

日産自動車、ロサンゼルス(L.A.)オートショーで新型車三車種を初披露


 日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)はカリフォルニア州現地時間17日、米国で開催中の2010年LAオートショー(プレスデー:11月17日〜18日、一般公開日11月19日〜28日)において、新型「ムラーノ クロスカブリオレ」、新型「クエスト」、コンセプトカー「Ellure (エリュール)」の三車種を世界で初めて披露した。新型「ムラーノ クロスカブリオレ」と、新型「クエスト」の北米での発売は、いずれも2011年初頭の予定である。


■新型「ムラーノ クロスカブリオレ」
 新型「ムラーノ クロスカブリオレ」は、クロスオーバーSUVとカブリオレのカテゴリーの枠を超えた新しいジャンルの車である。
 同車は、かねてより美しいデザインとスポーティな走りに定評のある、クロスオーバーSUV「ムラーノ」のルーフを、折り畳み式電動ソフトトップに変更したものである。Bピラーをなくし、従来の4ドアをこれまでよりも前後長の長い2ドアに変更することによって、ボディ剛性の向上と乗り降りのしやすさ、高い開放感の実現といった、相反する複数の要件を、同時に満足している。安全対策のため、ポップアップ式のロールバーも標準装備されている。
 「ムラーノ クロスカブリオレ」は、従来のセダン/クーペをベースにしたカブリオレが常に持つ、限定されたラゲッジスペースや窮屈な後席といった課題を克服することで、高い開放感を実現しており、これまでに全く例のない、日常の使い勝手の良さと幅広い利便性を持った新しいセグメントのコンバーチブルである。
 北米に投入される同車には、3.5リッターV6エンジン(最高出力 265HP、最大トルク248lb−ft)と、エクストロニックCVT(無段変速機)が搭載されている。更に、アダプティブシフトコントロール(ASC)の採用により、スポーティでスムーズな走りを実現している。


■新型「クエスト」
 四世代目となる新型「クエスト」は、スタイリッシュな外観と内装を持ち、数々の便利な機能や安全技術を装備した、ファミリーユースのミニバンである。
 ワンタッチで自動的にスライド開閉するサイドドア、多彩なアレンジが可能な2列目、3列目のシート、高度な空調システム(アドバンスド・クライメット・コントロール・システム=ACCS)、プラズマクラスター空気清浄機、誰にでも乗り降りのしやすい低いフロア高など、同車には、家族の日常生活のあらゆる場面に最適な多くの機能が採用されている。
 北米に投入される同車のパワートレインは、3.5リッターV6エンジン(最高出力 253HP、最大トルク236lb−ft)とエクストロニックCVT(無段変速機)を採用している。また、四輪独立サスペンションと四輪ディスクブレーキに加え、速度感応式パワーステアリングを搭載することにより、安定した走りと快適な乗り心地を可能にしている。
 同車は日産のセーフティ・シールドのコンセプトの基、様々な安全技術も新たに採用されている。同車のLEグレードは、日産初のブラインドスポットワーニング(BSW)システムを導入したモデルとなる。BSWは、併走する他の車両が運転者の視界範囲外で検知された場合に、表示灯が点灯する。ドライバーが車両に気づかずに車線変更のためにウインカーを出すと、ドアミラーに設置された表示灯が点滅し、同時に音で警告を行う。


■コンセプトカー「Ellure (エリュール)」
 コンセプトカー「Ellure (エリュール)」は、セダンの魅力を再発見することを狙いとした、ハイブリッドタイプのコンセプトカーである。
 Ellureの魅力は、日常的に必要とされる実用性を満たしながらも感情に訴えるデザインにある。柔らかなボディ面と、シャープなエッジが作り出す、コントロールされた光と影の対比が、これまでのセダンに無い、独自性溢れる、洗練されたイメージを醸成している。武士の裃(かみしも)をモチーフとしたフロントグリルや、鳥居の形態から発想したリヤエンドの造形など、日本の伝統美をモダンにアレンジしたデザイン要素も含めて、次世代の日産セダンのスタイリングの方向性を示している。
 インテリアデザインは「溶解」をテーマとし、柔らかな、流れるようなフォルムに、昼と夜の二面性を演出する赤い照明が、エクステリアデザイン同様、この車に、感情に訴えかける強い個性を与えている。
 同コンセプトカーは、スーパーチャージャー付き直列4気筒2.5リッターエンジンと最高出力25kWのモーターを搭載し、1モーター2クラッチ方式のハイブリッドシステム「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」を採用したFFのパワートレインを採用している。また、エクストロニックCVT(無段変速機)、回生ブレーキなどを組み合わせることにより、高い環境性能を備えている。
 日産は2010年度より、「ゼロ・エミッション」と「PURE DRIVE」を二本柱として、CO2削減に取り組んでいる。PURE DRIVEとは、現在広く普及しているエンジン車に最適な次世代環境技術(アイドリングストップ、クリーンディーゼル、ハイブリッドなど)を搭載したエンジン進化型エコカーで、クラストップレベルの低燃費を実現する。同コンセプトカーはPURE DRIVE適応車である。


以 上

※参考画像は添付の関連資料を参照

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