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日立システムズ、ビル設備とIT設備を一元監視する連携ソフトウェアを販売開始
ビル設備とIT設備を一元監視する「BASgate Link」を販売開始
〜建物全体を見える化し、障害部位の特定や復旧、障害対応の迅速化が可能〜
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:橋 直也、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、BACnet/IP(バックネット/アイピー)プロトコル(*1)を利用し、IT機器監視システム内の管理情報をビル設備側で取得できる連携ソフトウェア「BASgate Link(バスゲートリンク)」を、本日より販売開始します。
本ソフトウェアの導入により、通常、ビル・商業施設内で平行運用されているビル設備監視システムとIT機器監視システムの連携が可能となり、中央監視室から建物全体の機器状況を把握できます。
*1:BACnet/IP:ビル中央監視システムで使用されているプロトコル
大規模なビル・商業施設では、管理用の通信プロトコルの違いから、ビル設備とIT設備は別々のシステムで監視しています。電力設備、防犯・防災設備、空調・照明設備などはビル設備監視システムが管理し、IPカメラやIP電話、スイッチ、ルーター、サーバー、UPSなどのIT設備はIT機器監視システムが管理していますが、一元監視できないために障害箇所をすぐに特定できないケースもあり、管理負担が生じていました。
また、環境保護やコスト削減の観点から、ビル設備とIT機器の利用電力を最適な状態に制御したいというニーズも高まっていました。
こうした背景から、日立システムズはBACnet/IPを利用し、IT機器監視システム内の管理情報をビル設備側で一元監視可能なソフトウェア「BASgate Link」を、本日より販売開始します。「BASgate Link」は、現在利用中のビル設備監視システムを入れ替えることなく、追加導入するだけですぐに利用可能です。
お客さまは「BASgate Link」の導入により、IT機器監視システムを、ビル中央監視システムの自律分散機能を持つB−BC(BACnet Building Controller)機器の一つとして管理することが可能になります。これにより、ビル中央監視システムで、ネットワークや入退管理、防災システム機器などの主要障害を一元管理することが可能になり、障害部位の特定や復旧、障害対応の迅速化が図れます。
また、現在開発中の「BASgate Link Ver.2」では、サーバーの稼働情報を収集することができるため、稼働状況にあわせて動的に空調や照明などの制御を行うことができ、省エネ・最適化を実現することが可能(*2)となります。
*2:中央監視システムの制御と組み合わせることで実現します。BASgate Link単体では実現することはできません。..日立システムズは「BASgate Link」を、大規模商業施設、工場、ビルなどを建設する総合建設会社、ビル監視装置を販売する企業、ソフトウェア卸売業向けに拡販し、2014年度末までに3億円の販売を目指します。
<価格(税込)>
525,000円から
*監視対象ノードが50の場合
*別途、ハードウェア費用、SEサポート費用、連携する監視ソフトウェアのライセンス費用が必要です。
<システム概要図>
※添付の関連資料を参照
<関連Webサイト>
ビル管理・IT機器管理連結システム「BASgate Link」
http://www.hitachi-systems.com/solution/s108/basgatelink/index.html
<客さまからのお問い合わせ先>
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120−346−401(受付時間:9時〜17時/土・日・祝日は除く)
お問い合わせWebフォーム:https://www.hitachi-systems.com/form/index.html
以上
*BASgate Linkのロゴは、株式会社日立システムズの登録商標です。
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。