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日立化成、中国煙台でリチウムイオン電池用カーボン負極材の生産開始

2012-05-02

中国煙台でリチウムイオン電池用カーボン負極材の生産開始



 日立化成工業株式会社(本社:東京、執行役社長:田中 一行、資本金:155億円、以下、日立化成)の子会社である日立化成工業(煙台)有限公司(以下、日立化成工業(煙台))は、中国におけるリチウムイオン電池用カーボン負極材(以下、負極材)のさらなる事業の拡大を図るため、約5億円を投じて同社内に民生用負極材の工場を新設し2012年4月から量産を開始しました。

 民生用リチウムイオン電池は、ノートPC、携帯電話に加え、タブレットPC、スマートフォン等に需要が拡大しています。これらの民生用リチウムイオン電池は日系および韓国系メーカーがシェアの大半を占めていますが、昨今の市場の競争激化に伴い低価格化が進み、電池メーカー各社は生産拠点の中国シフトを強めています。そこで日立化成グループは、民生用負極材のトップメーカーとして培ってきた技術力を応用するとともに、負極材の主原料である天然黒鉛の調達先に近く、かつ地理的に中国国内販売と韓国輸出に適した山東省煙台に製造拠点を設立し、性能・品質に優れ価格面でも競争力のある民生用負極材を生産することにしたものです。

 日立化成グループは現在、日立化成 山崎事業所(桜川)で主に民生用負極材、山崎事業所(勝田)で主に環境対応自動車用負極材、日立粉末冶金株式会社 香取事業所で民生用負極材を生産し、国内・海外顧客に供給していますが、今般の日立化成工業(煙台)での後工程を中心とした民生用の製造拠点新設に伴い、今後も高い伸びが期待される中国・韓国市場の需要を取り込み、売上拡大を目指します。

 日立化成グループは、優れた負極材の開発と製造を通して、環境にやさしい製品を提供し、豊かな生活とより良い社会の実現を目指します。


日立化成工業(煙台)有限公司の概要>
 名称:日立化成工業(煙台)有限公司
 所在地:中国山東省煙台市経済技術開発区福州路1号
 代表者:董事長 野村 好弘、総経理 菊池 好洋
 事業内容:感光性フィルムのスリット加工およびリチウムイオン電池用カーボン負極材の製造
 資本金:615万US$(2012年3月)
 設立:2006年1月24日
 株主:日立化成工業株式会社 100%
 従業員:約40名


以 上


※参考画像は、添付の関連資料を参照

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リチウムイオン電池 日立化成工業 董事長 黒鉛

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