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アステラス製薬、化合物ASP3291の開発でドレイス社と提携

2012-04-28

研究開発プロセスの”マルチトラックR&D”の新たな取組み
アステラス創製化合物ASP3291の開発におけるドレイス社との提携に関するお知らせ−



 アステラス製薬株式会社(本社:東京都、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、ドレイス ファーマシューティカルズ社(英名:Drais Pharmaceuticals,Inc.、本社:米国ニュージャージー州、社長Dr.Donna Temple、以下「ドレイス社」)が新たに運営する会社であるテルサー ファーマ社(英名:Telsar Pharma,Inc.、以下「テルサー社」)に、アステラス製薬が創製し、潰瘍性大腸炎を対象疾患として開発を進めるASP3291の資産を移転する契約を締結しましたので、お知らせします。テルサー社はASP3291の開発・商業化のために設立された会社であり、ASP3291の実際の開発実務は、豊富な臨床開発の経験を有するドレイス社が行っていきます。

 アステラス製薬は、研究開発プロセスの各段階での戦略を複線化し、革新的研究の取り込みを推進するとともに、外部のリソースを有効的に活用して、リスクとコストを管理しながら、高質かつ強固な自社パイプラインを構築する、すなわち、研究開発プロセスのマルチトラック化(“マルチトラックR&D”)に積極的に取り組んでいます。今回の提携もその一環になります。

 本契約に基づき、アステラス製薬は前期第II相臨床試験準備段階にある経口メラノコルチン作動薬ASP3291に関連する全ての権利及び資産を、テルサー社に譲渡します。一方、テルサー社は、ASP3291の開発、製造、及び、商業化の全ての権利を有するとともに、それに係る費用を負担します。

 本契約締結により、アステラス製薬は、テルサー社より、契約締結一時金、及び、ASP3291の売上に応じたロイヤリティを受け取る権利を有しています。また、アステラス製薬はASP3291について、テルサー社が他社との提携を検討する場合、日本市場についての独占交渉権(right of exclusive negotiation)及び第一先買権(right of first refusal)、並びに、日本以外の市場についての非独占交渉権(right of non−exclusive negotiation)を有しています。

 なお、ドレイス社の主要株主である米国ベンチャーキャピタルのインターウエスト パートナーズ(英名:InterWest Partners)及びサッター ヒル ベンチャーズ(英名:Sutter Hill Ventures)が、アステラス製薬の企業ベンチャーキャピタルのAstellas Venture Management LLCとともに、テルサー社への総額14百万ドルの出資を行っています。

 アステラス製薬は、今回の提携及び2011年3月のカーディウス ファーマシューティカル社との提携だけでなく、今後も新たな戦略的提携を模索することにより、“マルチトラックR&D”を積極的に推進し、多くの革新的な新薬を医療の場に提供していきます。


以 上



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