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資生堂、中南米市場の強化に向けアルゼンチンで化粧品を販売開始
アルゼンチン共和国にて化粧品を販売
資生堂は、2012 年5 月より、日本ブランドとして初めて、中南米市場の強化にむけ、アルゼンチン共和国(以下、アルゼンチン)で化粧品販売を開始します。同国の高級化粧品販売において実績のある代理店「グレタ・グループ」(所在地:アルゼンチン、ブエノスアイレス)を通じ、欧米市場を中心に資生堂が長年培ってきたプレステージマーケティングを展開し、全世界共通の高級化粧品グローバルブランド「SHISEIDO」のメーキャップ、スキンケアなどを販売します。これにより、資生堂化粧品の販売は世界89 の国と地域(日本含む)、中南米市場においてはブラジル連邦共和国、メキシコ合衆国、コロンビア共和国、パナマ共和国を加えて5 カ国となります。
「海外化粧品事業」における取組み
資生堂は、「日本をオリジンとし、アジアを代表するグローバルプレイヤー」を目指し、「成長軌道に乗る」ことをとテーマとした3 カ年計画(2011 年-2013 年)に取り組んでいます。成長の牽引となる海外事業においては、中国に続く、次の成長エンジンづくりとして、新興国への対応強化を進めています。なかでも、高い経済成長を続ける中南米市場については、2010 年11 月よりコロンビア、2011 年1 月よりパナマにて販売を開始し、資生堂ブランドの売上、プレゼンスの拡大を進めています。一方、アメリカ、日本に続き世界3 位の化粧品市場であるブラジルについては、今年5 月より、100%子会社の「資生堂ブラジル」を通じて、北米の子会社ブランド「ベアミネラル」を投入し、資生堂グループとしての取り組みを強化していきます。
進出の背景
アルゼンチンは、ブラジルに続き、南米第2 の新興経済国として、2003 年以降、8 年連続のプラス成長を続けており、個人消費を拡大しています。化粧品市場については、南米諸国のなかでも第2 位の市場で、地元資本の高級化粧品専門店の販売網が整っており、欧米の大手化粧品ブランドが本格的に事業展開を行っています。2010年度の同国の高級化粧品市場規模は、前年対比プラス3 割の1 億2,700 万ドル(約100億円)と好調を示しており、この時機をとらえ、資生堂ブランドの投入を行います。
販売について
1977 年に創業した「グレタ・グループ」は、アルゼンチンを含む南米南部に計4 カ国(チリ共和国、ペルー共和国、ウルグアイ東方共和国)で輸入化粧品の販売、マーケティングを手掛ける代理店で、主に、プレステージブランドを取り扱っています。販売は、高級化粧品のカウンセリング販売に実績のある店舗を厳選し、初年度2012 年は約15 店、翌年20 店以上に取扱いを拡大する予定です。
<グレタ・グループの概要>
会社名 : グレタ・グループ (GRETA GROUP)
所在地 : アルゼンチン共和国、ブエノスアイレス
代表者名 : マルティン・サフィール氏、レナート・サフィール氏、リカルド・サフィール氏
事業内容 : 高級化粧品の輸入・販売、及びマーケティング
以 上
本件が2013 年3 月期の当社連結業績に与える影響は軽微ですが、将来的には当社の中南米市場における事業拡大に寄与するものと考えております。
※【参考資料】は添付の関連資料を参照