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武田薬品、米国で腎性貧血治療剤OMONTYSを販売開始

2012-04-28

腎性貧血治療剤OMONTYS(R)の米国における販売開始について



 Affymax,Inc.(本社:Palo Alto、米国カリフォルニア州、以下「Affymax社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、腎性貧血治療剤OMONTYS(R)(一般名:peginesatide)について、武田薬品の100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA株式会社(以下「TPUSA社」)が、米国における販売を開始しましたのでお知らせします。本剤は、米国ではAffymax社とTPUSA社がコ・プロモーションを行います。

 米国食品医薬品局(FDA)より2012年3月27日(米国時間)に販売許可を取得したOMONTYSは、透析期患者(成人)を対象としたESA製剤(※)として、米国において初めて使用可能となる1ヶ月製剤で、静脈注射または皮下注射によって投与されます。
※Erythropoiesis Stimulating Agent:赤血球造血刺激因子製剤

 Affymax社のCEOであるJohn Orwinは、「成人の透析期患者さんの貧血治療において、腎臓専門医や看護師の皆さんに、OMONTYSをお使いいただけるようになりました。今後も、人工透析に関わられる医療関係者の皆さんと緊密に連携し、透析医療を支えてまいります」と述べています。

 TPUSA社の社長 Douglas Coleは、「OMONTYSを臨床現場でより多くの患者さんにお使いいただけるよう、Affymax社とともに医療関係者の皆さんと緊密にコミュニケーションを図ってまいります」と述べています。

 なお、本件による武田薬品の連結業績への影響は、2012年5月11日に公表を予定している2012年度見込みおよび12−14中期計画に織り込んでまいります。

<OMONTYSについて>
 OMONTYSは、透析期患者(成人)を対象としたESA製剤として、米国において初めて使用可能となる1ヶ月製剤です。また、初めてのPEG化された合成ペプチド製剤のため、ヒトエリスロポエチンに対して配列相同性がない、すなわちアミノ酸の配列が異なります。本年2月には、武田薬品の100%子会社である武田グローバル研究開発センター(欧州)株式会社が欧州医薬品庁(EMA)にも販売許可申請を提出し、当該申請が受理された旨を公表しています。

<慢性腎疾患に伴う貧血について>
 腎臓から赤血球産生を促進するホルモンであるエリスロポエチンが十分に産生されなくなるため、血液中の赤血球量が少なくなる貧血症状は、慢性腎疾患において一般的に見られる合併症です。米国腎臓データシステム(United States Renal Data System)によると、2009年時点で、米国での透析期患者数は約40万人とされています。また、メディケア/メディケイドサービスセンターによると、米国における透析期患者の約95%がESA製剤の投与を受けています。


以上

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