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ジャムコ、宮城の航空機器製造カンパニー新工場建設に着手
航空機器製造カンパニーの新工場建設に着手
当社は、宮城県名取市の新工場建設に着手することといたしましたのでお知らせいたします。
1.新工場建設の目的
当社、航空機器製造カンパニーでは、現在本社に隣接する東京都三鷹市の工場において、航空機用炭素繊維構造部材、航空機用エンジン部品、及び熱交換器などの航空機用機器の製造を行っています。この工場敷地を二分する都道に関して、現在、都市計画道路整備工事が進んでおり、平成24年度中に道路の拡幅工事が完了する予定となっています。これに伴い、当工場の生産活動に支障をきたす恐れがあり、また、生産量の増加によって現在の工場が既に狭隘化していることから、宮城県名取市に新たな工場を建設し、航空機用炭素繊維構造部材、及び航空機用エンジン部品の生産ラインを新工場へ移設いたします。新工場へ生産ラインを移設することによって、現工場を含めた全体の生産性向上が見込まれるとともに、応需能力を拡大し、様々な顧客ニーズに応えられる体制を構築してまいります。
2.新工場建設の経緯
新工場建設のため平成22年10月に用地を取得し、平成23年4月より工場建設に着手する予定で計画を進めていたところ東日本大震災が発生しました。これにより、仙台空港に既に展開している当社航空機整備カンパニー仙台整備工場が被災し、また、震災により建設業界及び住宅事情などが急変したことなどを受けて新工場建設計画を一時凍結していましたが、計画を一部変更し、この度建設に着手することとなりました。
3.新工場の概要 (※表形式は添付の関連資料を参照)
(1)立地場所
宮城県名取市愛島台7丁目101−36 愛島西部工業団地内
(2)敷地面積(用地面積)
41,621m2 (58,800m2)
(3)工場延床面積
12,555m2
(4)建物構造
平屋建て鉄骨造(ブレース造)
(5)投資総額
約15億円(施設、設備の総額)
(6)操業開始
平成25年4月(工事着工:平成24年4月)
(7)主な生産品
航空機用エンジン部品、航空機用炭素繊維構造部材など
(8)主な設備
オートクレーブ2台、炭素繊維構造部材成形ライン7台、真空炉1台、機械加工設備30台
(9)従業員数
約80人(新規採用者20〜30名を含む操業開始時)
(10)当該工場売上高
操業初年度約30億円
(11)主な顧客
(株)IHI、AIRBUS、Premium AEROTEC GmbH など
(12)設計監理及び施工
大成建設(株)
※参考画像は添付の関連資料を参照
(了)