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ニールセン、アメリカのモバイルアプリ最新事情に関する調査結果を発表
アメリカのモバイルアプリ最新事情
▽スマートフォン所有者、フィーチャーフォンより多くのアプリをダウンロード
▽アメリカのモバイルアプリ、一番人気はゲーム
2010年10月6日−東京発:ニールセン・カンパニー合同会社(本社:港区白金台/職務執行者 シンディ・シン)は、アメリカのモバイルアプリ最新事情に関する調査結果を発表しました。アメリカ人は引き続きモバイルアプリに大変興味を示しています。ニールセン・カンパニーのアプリ・プレイブック(※1)最新版によると、スマートフォン所有者が自分の携帯電話にダウンロードしたアプリの平均は、2009年12月の22個から増加して、現在27個となっています。主要な3つのOS別(AppleのiOS、Android、BlackBerry)に見てみると、iPhone所有者が平均40個と最も多くのアプリを携帯電話にダウンロードしており、Android所有者は平均25個(去年12月の22個から増加)、BlackBerry所有者は14個(同じく10個から増加)のアプリをそれぞれ携帯電話にダウンロードしています。
今回のニールセン・アプリ・プレイブックは、過去30日間に携帯アプリをダウンロードしたことがあると答えた4,000人以上の携帯電話利用者を対象に行った8月の調査を基にしています。
ゲームは引き続き最も人気のカテゴリーで、スマートフォン所有者の61%、フィーチャーフォン所有者の52%がそれぞれ過去30日間にゲームアプリをダウンロードしたと答えています。天気予報アプリは次に人気のカテゴリーです。アプリは全カテゴリーで、フィーチャーフォンよりスマートフォン利用者に人気ですが、特に地図/ナビゲーションアプリなど、処理能力が高く、大きなスクリーンとタッチ・インターフェースによってより豊かな体験ができるようなカテゴリーで、よりその差が表れています。
※参考グラフ1は添付の関連資料を参照
主要OS全カテゴリーの中で一番人気はフェイスブックです。ツイッターはBlackBerryでのみ上位5位以内に入っていますが、これは恐らくBlackBerryのキーボードがタイピング用に最適化されているからでしょう。YouTubeはAndroidとWindows Mobileで人気ですが、iPhoneやBlackBerryでは上位5位には入っていません。
※参考グラフ2は添付の関連資料を参照
タッチスクリーンのタブレット端末やeReaders、メディアプレーヤーのような接続機器の普及は進んでおり、携帯アプリもそれと同時に携帯電話に限らず、これらの機器においても更に発展することが見込まれています。iPod Touchは全ての接続機器の中で現在アプリダウンロード数でトップですが、スマートフォンとフィーチャーフォン両方で人気の高かったゲームは、すべての接続機器においても最も人気のアプリカテゴリーです。現在作成中の別の調査研究、ニールセン接続機器プレイブックでは、携帯メディアの接続機器の役割について更に深く掘り下げて調査を行っています。
※1:ニールセン・アプリ・プレイブック
正式名称:”Nielsen Mobile Apps Playbook”。過去30日間にモバイルアプリをダウンロードした北米居住者4,000人以上を対象とし、ユーザー像、アプリ使用実態の把握に特化したシンジケート調査です。
ご購入に関するお問い合わせは、弊社コンシューマー・リサーチ(e−mail:JP_CR@nielsen.com)までお願いいたします。
ニールセン・カンパニーについて
ニールセン・カンパニーは世界最大の情報・メディア企業で、マーケティング及びコンシューマー情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報を提供しています。また、トレードショーの開催や業界紙を出版しており、各分野でリーダー的地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークの本社を拠点とし、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細は、ホームページ(http://www.nielsen.com)をご覧ください。