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サタケ、兵庫炭化工業に木質ペレット製造設備を納入
サタケとして国内初 木質ペレット製造設備納入
― 兵庫県宍粟市の「森のゼロエミッション構想」の一環 ―
サタケ(東広島市西条西本町2−30、代表:佐竹利子)は、兵庫県宍粟市が進めている「森のゼロエミッション構想」の一環として、昨年12月、兵庫炭化工業株式会社(兵庫県宍粟市一宮町安積1406、代表取締役:谷口幸三)に木質ペレット製造設備を納入しました。4月から本格稼動に入っています。
〔ペレット造粒機〕
※画像は添付の関連資料を参照
現在、国においては地球温暖化防止のため様々な取り組みが行われていますが、兵庫県宍粟市では旧一宮町が1999年から取り組みを進めてきた「森のゼロエミッション構想」を全市で展開することとし、自然資源を活かした地域づくりや自然循環システムの構築など、地域資源の活用を中心とした資源循環型のまちづくりに取り組んでいます。
この取り組みの一環として2010年に、同市の一宮温泉「まほろばの湯」にサタケがバイオマスボイラーを納入しました。その後、ボイラーの燃料となる木質ペレットの製造施設設置事業が兵庫炭化工業株式会社を事業主体として行われ、昨年12月にサタケとしては国内で初めて木質ペレット製造設備一式を同社に納入しました。この製造設備は、乾燥オガ粉を原料に木質ペレットを製造するもので、製品ペレットは宍粟市内の温泉施設や介護老人保健施設のボイラー燃料のほか、ペレットストーブの燃料としても使用されます。製造設備のフローは、(1)原料受入・搬送(乾燥したオガ粉を造粒機に供給する)、(2)造粒(オガ粉を加水しながら造粒する)、(3)冷却(80〜100℃のペレットを外気温近くまで冷却する)、(4)選別(ペレットから粉や規格外品を除去する)、(5)出荷(製品をタンクに一時貯蔵しフレコン出荷する)の5工程からなっており、設備完成後の試運転・調整などを経て4月から本格稼動に入っています。
サタケは今後も、バイオマスボイラーやバイオマスペレット製造設備の開発・販売に取り組み、エネルギー問題やCO2の削減に貢献したいと考えています。
以上