リニアテクノロジー、正負デュアル出力ＬＤＯの高信頼性ＭＰグレードを販売開始

リニアテクノロジー、「ＬＴ３０３２ＭＰ」を販売開始
ノイズ２０μＶＲＭＳの±２０ＶＩＮ、±１５０ｍＡ正負デュアル出力ＬＤＯの高信頼性ＭＰグレードを販売開始



　２０１２年４月１８日　リニアテクノロジー株式会社は、低ノイズ、正負デュアル、低損失電圧リニア・レギュレータ「ＬＴ３０３２」の動作温度範囲を拡張した高信頼性ＭＰグレード・バージョン「ＬＴ３０３２ＭＰ」の販売を開始しました。ＬＴ３０３２　ＭＰは−５５℃〜１２５℃の接合部温度範囲で仕様が規定され、可変出力電圧と固定出力電圧（±５Ｖ、±１２Ｖ、±１５Ｖ）のいずれのバージョンも１４ピン４ｍｍｘ３ｍｍ　ＤＦＮパッケージで供給されます。１，０００個時の参考単価は５９５円（税込み）からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細に関する情報は、リニアテクノロジーのＷｅｂサイトをご参照ください（http://www.linear-tech.co.jp/product/LT3032）。

　ＬＴ３０３２は、全負荷時に３００ｍＶの損失電圧でチャネル当たり最大±１５０ｍＡの連続出力電流を供給します。入力電圧範囲は±２．３Ｖ〜±２０Ｖと広く、出力電圧は±１．２２Ｖ〜±２０Ｖに調整可能です。１個のコンデンサにより超低ノイズ動作を実現し、１０Ｈｚ〜１００ｋＨｚの広い帯域幅にわたりノイズは、正の出力レールで２０μＶＲＭＳ、負の出力レールで３０μＶＲＭＳです。出力電圧の許容誤差は、入力、負荷、温度の全範囲にわたり±３％と高精度です。入力電圧範囲と出力電圧範囲が広く、過渡応答が高速で、消費電流は動作時３０μＡ／チャネル、シャットダウン時には合計３μＡ未満なので、動作時間の最適化を必要とするバッテリ駆動の携帯システム、両電源オペアンプや計測器の電源、低ノイズ電源などのアプリケーションに最適です。

　ＬＴ３０３２は非常に小型で低価格のセラミック出力コンデンサで動作し、安定性と過渡応答を最適化します。２．２μＦの出力コンデンサで安定しますが、このような小型の外付けコンデンサを使用しても、他の多くのレギュレータのように直列抵抗（ＥＳＲ）を追加する必要はありません。また、ＬＴ３０３２は逆出力保護、電流制限、熱制限などの保護機能を備えています。


ＬＴ３０３２ＭＰの主な特長：
　●出力電流：±１５０ｍＡ
　●動作接合部温度範囲：−５５℃〜１２５℃
　●低ノイズ：正出力レールで２０μＶＲＭＳ、負出力レールで３０μＶＲＭＳ（１０Ｈｚ〜１００ｋＨｚ）
　●低損失電圧：３００ｍＶ
　●低消費電流：３０μＡ／チャネル
　●広い入力電圧範囲：±２．３Ｖ〜±２０Ｖ
　●調整可能な出力電圧：±１．２２Ｖ〜±２０Ｖ
　●出力の許容誤差：負荷、入力、温度の全範囲で±３％
　●２．２μＦのセラミック・コンデンサで安定
　●低シャットダウン電流：合計で３μＡ未満（標準）
　●逆出力電圧時でも起動
　●熱制限、電流制限
　●１４ピン　４ｍｍｘ３ｍｍ　ＤＦＮパッケージ


※製品画像は、添付の関連資料を参照


＜リニアテクノロジーについて＞
　Ｓ＆Ｐ　５００の一員であるリニアテクノロジーは、過去３０年にわたり広範囲に渡る高性能アナログＩＣの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、ＲＦ、インタフェース、μＭｏｄｕｌｅサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造しています。詳細は同社Ｗｅｂサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp

　ＬＴ，　ＬＴＣ，　ＬＴＭ，　μＭｏｄｕｌｅ　及び会社ロゴはＬｉｎｅａｒ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの登録商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。


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