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ジュニパーネットワークスなど、東工大のキャンパスネットワークに「EX シリーズ」など導入

2010-11-24

東京工業大学が、ジュニパーネットワークスの「EX シリーズ」と「MXシリーズ」をキャンパス全域に導入

10Gbps対応のスイッチならびに独自のバーチャルシャーシ技術による高速性と運用管理性が評価され、次世代キャンパスネットワークTitanet3に採用


 ジュニパーネットワークス株式会社(本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 細井 洋一、以下 ジュニパーネットワークス)とネットワンシステムズ株式会社(本社: 東京都品川区、代表取締役社長: 吉野 孝行、以下 ネットワンシステムズ)及び国立大学法人 東京工業大学(住所: 東京都目黒区、学長: 伊賀 健一、以下 東工大)は、東工大の学術国際情報センターが運用するキャンパスネットワークの刷新において、ネットワンシステムズによりジュニパーネットワークスの「EXシリーズ」と「MXシリーズ」およびその仮想化技術が次世代キャンパスネットワークに採用されたことを発表しました。

 2011年に創立130周年を迎える東京工業大学は、現在、学部生、大学院生、教職員、研究者を含む約13,000人が在籍し、3つのキャンパス(大岡山、すずかけ台、田町)から構成される国内最大規模の理工系総合大学です。同学の多数の構成員は、様々な科学技術分野において最先端の研究開発・教育活動に携わっており、このようなミッションを強力・万全にサポートする高性能なネットワークを必要としていました。

 今までの設備では、1Gbps対応の基幹スイッチおよび拠点スイッチ、建物スイッチといった3階層でネットワークが構成され、管理機器数の増加に伴う運用管理の複雑化は、運用上の大きな問題点でした。加えて、該当設備は導入から8年以上経過していたことから機器の老朽化・採用していたネットワーク技術の陳腐化も進み、高速接続の要求への対応や利用者への柔軟なサービス提供といった、高性能・高品質なネットワークサービスの維持が難しい状況に陥っていました。そこで新キャンパスネットワーク(通称 Titanet3)では、その構成を基幹スイッチと建物スイッチによる2階層となるよう簡素化した上で、キャンパス内を覆う光ファイバ網を新設し、10Gbps対応イーサネットスイッチとして、基幹スイッチにフルワイヤーレートを実現するジュニパーネットワークスの「EX8200」、建物スイッチにバーチャルシャーシ機能を有する同「EX4200」、対外接続ルーターとして同「MX480」を導入、2010年4月から本格稼働を開始しました。

 東京工業大学学術国際情報センター情報支援部門の飯田 勝吉 准教授は、次のように話しています。
 「私たちには大学内の3つのキャンパス建物とネットワーク・センターをつなぐシームレスな10Gbpsイーサネットが必要でした。そして複雑に入り組んだ接続方法を簡潔にして、研究室に多くのアクセスポートを開設したいという要望がありました。私たちがEXシリーズを選んだのは、高密度の10Gbpsイーサネットを構成できるからです。」

 東工大ではTitanet3のシステム構築要件として、世界水準の転送性能とポート密度、運用管理コストの最適化、インフラ強化などを挙げていました。また、13,000人もの大学関係者が利用するキャンパスネットワークの信頼性や安全性の確保も必要でした。イーサネットスイッチの選定では、10Gbps対応による高速・広帯域化や冗長性、運用管理の効率化を重視、長期的かつ最先端なネットワーク運用に柔軟に対応できると判断し、ジュニパーネットワークスの「EXシリーズ」と「MXシリーズ」の導入を決定しました。「EXシリーズ」独自のバーチャルシャーシ技術と、「EXシリーズ」および「MXシリーズ」に共通の「Junos? OS」を用いた運用管理が行えることは、採用を決定する大きな理由の1つとなりました。

 なお、今回のシステム基盤構築に際し、ネットワンシステムズが、提案から導入、構築支援、保守を担当しました。ネットワンシステムズは、ジュニパーネットワークスの最先端な仮想化ネットワーク技術を取り入れた提案を行い、技術力を含めた総合評価に基づき、導入が決定しました。導入の理由としては、以前からネットワークの敷設に関わり、継続的な保守・サポートを通じた信頼性を獲得していたこと、また、調達時の評価の中で特に技術点が高かったことなどがあげられます。

 東京工業大学学術国際情報センター情報支援部門の飯田 勝吉 准教授は、ジュニパーネットワークス製品の導入にあたり、次のように評価しています。「キャンパスネットワークを構築する際に重要視したのは、信頼性、先進性、運用管理性の3点でした。ジュニパーネットワークスの製品はこの3つの要求に応じた運用管理を助ける魅力的な製品で、特に特徴としては、ネットワークの移行時に使い勝手が良く、ユーザーインターフェースが共通のためオペレーションに慣れるのにそれほど時間がかからなかった事があげられます。」


東京工業大学について
 東京工業大学( http://www.titech.ac.jp/ )は、1881年設置の東京職工学校、東京高等工業学校を経て1929年に大学となって以来129年の歴史を持ち、2011年に創立130周年を迎えます。3学部、6大学院研究科、4附置研究所、その他多くの研究教育研究施設・センターと附属科学技術高等学校を有する国内最大の理工系総合大学です。日本のものつくりを支えてきた伝統と実績を糧とし、高い専門教育とユニークな卓越研究でさらなる飛躍を図ります。

ネットワンシステムズ株式会社について
 ネットワンシステムズ株式会社( http://www.netone.co.jp/ )は、常に国内外の最先端技術動向を見極め、ネットワーク領域とプラットフォーム領域において、自ら検証した製品に高品質な技術サービスを付加することによって、お客様のビジネス成功を目的として、生産性を高め、簡便に利活用できるIT基盤ならびにコミュニケーションシステムを提供している企業です。技術研究やシステムの稼働検証を行うテクニカルセンター、製品の入出荷検査を行う品質管理センター、遠隔でシステムの監視・運用を行うエキスパートオペレーションセンター(XOC)、保守部材の品質検査を行うサービス品質センター、技術者教育サービスを提供するネットワークアカデミーなど、グループ全体で充実した事業基盤を保有し、高信頼性・高付加価値ソリューションを提供しています。
 (設立:1988年2月、売上高:1,243億70百万円〔2010年3月期連結〕)

ジュニパーネットワークスについて
 ジュニパーネットワークスは、ハイ・パフォーマンス・ネットワーキングのリーダーです。サービスおよびアプリケーションの一元化されたネットワークにおける展開を加速するのに不可欠な、即応性と信頼性の高い環境を構築するハイ・パフォーマンスなネットワーク・インフラストラクチャを提供するジュニパーネットワークスは、お客様のビジネス・パフォーマンスの向上に貢献します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下のURLでご覧になれます。
 http://www.juniper.net/jp/


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