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富士フイルム、スポーツ中継などに最適な77倍ズームと高い光学性能のHDTVレンズを発売
スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などに最適!
HDTVレンズ「FUJINON XA77×9.5」
77倍の高倍率ズームと高い光学性能を実現
●新発売●
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆*)は、HDTVレンズの新ラインアップとして、77倍の高倍率ズームと高い光学性能を実現し、スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などに最適な「FUJINON XA77×9.5」(以下、「XA77×9.5」)を、8月下旬より発売いたします。
*社長名の正式表記は、添付の関連資料を参照
日本では、昨年7月、アナログ放送が終了し、高画質・高音質なハイビジョン放送や双方向番組などを提供する地上デジタル放送へ移行しました。また、経済成長が著しい中国などの新興国でも、テレビ放送のデジタル化に伴ってHD(※1)化が進み、高画質番組の制作が増えています。このような中、富士フイルムは、スタジオ・中継制作用途の高倍率タイプや持ち運びに便利なポータブルタイプなど、HD対応した高性能TVレンズのラインアップを拡充しています。
今回発売する「XA77×9.5」は、最先端の光学シミュレーション技術を駆使し、77倍の高倍率ズームと、解像度や透過性、色再現性に優れた高い光学性能を両立したHDTVレンズです。
「XA77×9.5」は、高倍率ズームレンズに採用し好評いただいている、当社独自の「光学式防振機構」を搭載。
高倍率ズームレンズの望遠側の焦点距離で発生しやすい、風や足場の揺れによる画面上の像ブレを、極限まで補正して安定した映像を実現します。また、9.5mmから732mmまでの焦点距離に対応しているため、スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などの多彩なシチュエーションで抜群の威力を発揮し、臨場感溢れるコンテンツ制作に寄与します。
さらに、当社ボックスタイプのHDTVレンズとしては初めて、ズームやフォーカス位置情報などのレンズデータを高分解能で出力できる16bitエンコーダー(※2)を標準装備。CG映像とライブ映像を合成するバーチャルシステムなど、さまざまなシステムと連携できます。
富士フイルムが提供するフジノンレンズは、高い描写力が評価され、最新の映像表現の進化に貢献しています。
今後も、富士フイルムは、長年培ってきた光学技術や精密加工・組立技術などを駆使して、画期的な新製品を開発・提供し、多様化する制作現場のニーズに応えていきます。
尚、平成24年4月16日〜19日にアメリカのラスベガスで開催される米国最大の放送機器展示会「NAB2012」に、本製品を出展いたします。
※1 High Definitionの略。従来の約2倍となる走査線数1080本の高精細映像方式のこと。
※2 位置情報をデジタル信号に変換するセンサー。16bitの精度で分割して、ズーム・フォーカスの位置情報を電気信号で送出。
記
1.品名 :FUJINON XA77×9.5
2.発売日:平成24年8月下旬
3.標準ユーザー渡し価格:オープン
4.主な特長:
(1)77倍の高倍率ズームと高い光学性能を両立
・最先端の光学シミュレーション技術を駆使し、77倍の高倍率ズームと高い光学性能を両立しています。
・高い解像力を実現しているほか、これまで培ってきたコーティング技術により、透過性や色再現性をさらに向上させています。
・焦点距離9.5mmから732mmまで対応。スポーツ中継やコンサート・ライブ中継などの多彩なシチュエーションで抜群の威力を発揮し、臨場感溢れるコンテンツ制作に寄与します。
・マクロ機能も搭載しており、被写体に近づいて撮影することができるため、幅広い撮影シーンでご使用いただけます。
(2)好評の光学防振機構を搭載
・高倍率ズームレンズで採用し好評いただいている、独自の「光学式防振機構」を搭載。望遠側の焦点距離において、風や足場の揺れによる画面上の像ブレを、極限まで補正して安定した映像を実現します。
(3)16bitエンコーダーを標準装備
・当社ボックスタイプのHDTVレンズとしては初めて、ズームやフォーカス位置情報などのレンズデータを高分解能で出力できる16bitエンコーダーを標準装備。CG映像とライブ映像を合成するバーチャルシステムなど、さまざまなシステムと連携できます。
(4)新デザインを採用
・ブラックを基調とした、落ち着きのある新デザインを採用しています。
*主な仕様・製品画像は、添付の関連資料を参照
<本件に関するお問い合わせ>
(お客様) 光学デバイス事業部 第2レンズ商品部 TEL 048−668−2144
インターネットホームページアドレス http://fujifilm.jp/