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リニアテクノロジー、18ビット SAR ADC(A/Dコンバータ)「LTC2389−18」など販売

2012-04-17

リニアテクノロジー、「LTC2389−18」を販売開始
柔軟なアナログ入力範囲で99.8dBのSNRを達成する、待ち時間のない18ビット2.5Msps SAR ADC



 2012年4月12日リニアテクノロジー株式会社は、業界最速でサイクル待ち時間のない18ビット SAR ADC(A/Dコンバータ)「LTC2389−18」の販売を開始しました。また、SNRが96dB、INLが±0.75LSBという優れた性能をもつピンおよびソフトウェア互換の16ビット、2.5Mspsバージョン「LTC2389−16」も販売開始予定です。両デバイス共に−40℃〜125℃の温度範囲で仕様が規定され、48ピン7mm×7mm LQFPおよびQFNパッケージで供給されます。1,000個時の参考単価はLTC2389−16が3,031円(税込み)から、LTC2389−18が3,390円(同)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。また、両デバイスの評価用デモボードDC1826Aも提供されています。製品及び評価ボードの詳細に関する情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC2389-18http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC2389-16)。

 LTC2389−18は最大2.5MspsのサンプルレートでSNRが99.8dB、THDが−116dBという比類のない性能を達成します。このデバイスは単一5V電源で動作し、3種類のアナログ入力範囲をピンで設定可能なので、1個のデバイスで複数の信号チェーンと容易にインタフェース可能です。最高のSNR性能を得るために、LTC2389−18は完全差動(±4.096V)入力に設定することができます。疑似差動ユニポーラ(0V〜4.096V)と擬似差動バイポーラ(±2.048V)のアナログ入力範囲はより低消費電力のシングルエンド・ドライブを可能にし、両方の入力に共通する不要な信号を低減することができます。LTC2389−18はノイズの多い産業用環境において、低消費電力で最大の信号振幅を必要とする要求の厳しい設計に最適です。

 LTC2389−18はDC性能も同様に優れており、±3LSBのINL(最大)、±10LSBのオフセット、ミッシングコードのない18ビットの分解能を実現します。また、温度係数が20ppm/℃(最大)の4.096V高精度リファレンスを内蔵しているので、スペースの節約によって高密度設計が可能です。LTC2389−18は2.5Mspsでの消費電力が162.5mWで、無変換時に消費電力を75μWまで低減するシャットダウン・モードを備えています。真の待ち時間のない動作により、長いアイドル期間の後でも高精度のワンショット測定が可能で、最小サンプリング・レートの要件はありません。また、1.8V〜5VのI/O電圧で、パラレル・インタフェース・モードでは2.5Msps、シリアルSPIインタフェース・モードでは1.9Mspsのスループットを実現する柔軟なデジタル・インタフェースを備えています。


■LTC2389−18の主な特長:
 ・スループット・レート:2.5Msps
 ・INL:±3LSB(最大)
 ・ミッシングコードのない18ビット分解能を保証
 ・ピンで設定可能なアナログ入力範囲:
  ±VREF(完全差動)
  0V〜VREF(疑似差動ユニポーラ)
  ±VREF/2(疑似差動バイポーラ)
 ・SNR(標準):fIN=2kHz時、99.8dB(完全差動)/95.2dB(疑似差動)
 ・THD(標準):fIN=2kHz時、−116dB(完全差動/−112dB(疑似差動)
 ・125℃までの動作を保証
 ・単一5V電源
 ・温度係数20ppm/℃(最大)のリファレンスを内蔵
 ・リファレンス・バッファ内蔵
 ・消費電力:162.5mW(2.5Msps時)
 ・パイプライン遅延なし、サイクル待ち時間なし
 ・I/Oの電圧:1.8V〜5V
 ・パラレルおよびシリアルのI/Oインタフェース
 ・48ピン7mm×7mm LQFPおよびQFNパッケージ


 ※参考画像は添付の関連資料を参照



リニアテクノロジーについて>
 S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp

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以上

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