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富士電機、SiCデバイス搭載の産業用インバータを開発
国内初、次世代パワー半導体SiC−SBD搭載産業用インバータの開発について
富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、次世代パワー半導体デバイスとして期待されるSiC(Silicon Carbide)(※)を活用したSiC−SBD(SiC−Schottky Barrier Diode)を開発しておりますが、今回このSiCデバイスを搭載した産業用インバータ「FRENIC−MEGA GX−SiCシリーズ」を開発しましたのでお知らせ致します。
本製品は、SiCデバイスを搭載した産業用インバータとしては、国内初の製品となります。
当社は、今後もSiCデバイスを搭載した太陽光パワーコンディショナー、UPSの製品開発を進め、低炭素社会の実現に貢献していきます。
※SiC:
優れた物理的・化学的性質を持ち、従来のシリコン(Si)を凌駕する小型・低損失の半導体デバイス。
これを電力変換部に採用することにより、大幅な損失低減を実現しています。
1.特長
(1)大幅な低損失化の実現
従来製品比損失20%ダウン
(2)大幅な効率改善(代表機種)効率95%→96%
11kWのインバータで従来製品比110Wの省エネを実現
2.製品仕様概要
定格電圧:3φ200V、400V
出力 外形寸法(W・H・D) 型式
5.5kW 220・260・195 FRN5.5GX1S−2/4JSI
7.5kW 220・260・195 FRN7.5GX1S−2/4JSI
11kW 220・260・195 FRN11GX1S−2/4JSI
*表形式の「製品仕様概要」は添付の関連資料を参照
*製品画像は添付の関連資料を参照
3.主な適用分野
IDCや水処理施設などの常時運転している空調機やファンの制御
4.量産開始予定時期
2012年9月
【お客様問合せ先】
富士電機株式会社 パワエレ機器事業本部 ドライブ事業部 駆動企画部
tel:03−5435−7186
以上