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自工会、2011年度の軽自動車使用実態調査結果を発表

2012-04-10

2011年度軽自動車の使用実態調査について



 一般社団法人日本自動車工業会(会長:志賀 俊之)は、2011年度に実施した軽自動車使用実態調査の結果を取りまとめた。
 本調査は、1981年より隔年で実施しており、軽自動車の使用状況や軽自動車ユーザーの生活意識・消費行動の実態から、社会の要望に対して軽自動車が置かれている位置づけを明らかにすることを目的としている。
 今回の調査では、大きく捉えると以下のような特徴が見られた。


1.軽自動車使用実態
 ・軽乗用系、軽商用系ともに、軽ユーザーの高齢化と軽ユーザーの世帯年収の低下傾向がみられる。
 ・軽乗用系ユーザーの購入形態をみると、ダウンサイジングの傾向が続いている。
 ・軽キャブバンでは農用関連用途の増加という新しい動きがみられる。

2.人口規模・人口密度別にみた軽自動車の社会的役割
 ・交通が不便な地方では、通勤や通学に軽自動車が使われる比率が非常に高い。
 ・人口密度が低い地方ほど、「車は生活必需品に近いもの」であり、「軽自動車がないと困る」比率が高くなる。

3.女性の日常生活を支える軽自動車
 ・働く女性にとって軽自動車は、通勤の足として、また日常生活の足として、大きく役立っている。特に小さなお子様を持つ女性にとっては、欠かせない存在である。
 ・女性軽ユーザーは60歳以上の比率が増加傾向にある。また就業率では各年代とも一般女性よりも高く、女性軽ユーザー全体では62%に上る。

4.高齢者の生活を支える軽自動車
 ・高齢者(60歳以上)になると年収が減る傾向にあり、車のダウンサイズが目立つ。
 ・高齢者は今後の買い替えにも意欲的であり、その大半は次も軽を考えている。

5.若者の車意識
 ・若年軽ユーザーは上の世代に比べ車への関心が薄く、車は移動手段と割り切っている。ただし、女性軽ユーザーは積極的にカーライフを楽しむ姿勢がみられ、車へのこだわりが薄くなった男性軽ユーザーとは対照的といえる。

6.エコカー減税・エコカー補助金の影響
 ・軽の新車購入者の4分の1は、エコカー減税・エコカー補助金が購入のきっかけとなった。

<調査設計概要>
 調査対象:自家用軽四輪自動車を保有する世帯及び事業所
 調査地域:全国
 回収数:3,066サンプル
 調査実施時期:2011年6月中旬〜7月中旬

○報告書は一般向けに配布するとともに、当会ホームページにも掲載する。
 軽自動車使用実態調査 http://www.jama.or.jp/


以上


■ご参考:軽自動車の使用実態調査報告書(PDFファイル:5.69MB)
 http://www.jama.or.jp/release/news/attachement/20120404_kei.pdf

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