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アジレント、高周波受動部品向けに高速・高確度を実現したLCRメーターを発表
アジレント・テクノロジーが、高周波受動部品向けに
高速、高確度を実現したLCRメータを発表
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、LCRメータ新製品「Agilent E4982A LCRメータ 1MHz‐3GHz」を発表します。今回発表のE4982Aは、1MHz(メガヘルツ)から3GHz(ギガヘルツ)帯でインピーダンス測定が必要なSMD(表面実装)インダクタやEMIフィルタ等の受動部品製造に最適な製品です。強力なリスト測定機能を搭載しており、研究開発部門や品質保証部門での利用にも適しています。
SMDインダクタやEMIフィルタメーカや、これらの部品用のテストシステムを構築するシステムインテグレータでは、正確で再現性の高いインダクタンス測定やインピーダンス測定が求められています。また、常にテストコストを抑えながら、スループット改善、歩留まり向上が求められています。E4982Aは±0.8%の基本インピーダンス測定確度を実現しながら、測定のばらつきを抑制することができます。また、モードにより、一点あたり0.9ミリ秒、2.1ミリ秒、3.7ミリ秒の測定スピードを実現しています。
今回発表のE4982Aは、現在業界標準として優れた性能を提供しているAgilent 4287A LCRメータと互換性を有しています。E4982AのSCPIコマンドやハンドラ・インタフェース機能も4287Aと互換性があるため、従来製品を利用したシステムへの投資や、ソフトウェア資産を活用して、従来製品からのスムースな置き換えが可能です。
アジレント・テクノロジー・インターナショナル株式会社 電子部品計測事業部長 拔山 晃は次のように語っています。
「新製品のE4982A LCRメータは、既存のLCRメータとは一線を画す製品となっています。メーカやシステムインテグレータの皆様に高速かつ正確なインピーダンス測定を提供することで、テスト効率改善やテストコスト削減も実現に貢献できる製品です。」
E4982AはGPIB、LAN、USB経由でパソコンと接続可能です。また、直観的なユーザフェース、10.4インチディスプレイを搭載しています。さらに、奥行き277mmと小型軽量設計となっていることも特徴です。
<販売価格等>
*販売価格(発表日時点での税抜き参考価格です):3,396,318円から
*販売開始日:2012年4月3日
詳細は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/find/e4982a
http://www.agilent.com/find/lcrmeters
■お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120−421−345
<アジレント・テクノロジーについて>
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。18,700名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2011年10月期、66億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
*製品画像は添付の関連資料を参照