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シード・プランニング、「世界のバイオ医薬品開発ベンチャー企業総合調査」を発刊

2012-04-02

調査レポート発刊のお知らせ

世界のバイオ医薬品開発ベンチャー企業総合調査
開発パイプライン/大手企業とのアライアンス分析


[本書のポイント]
 ・世界の主要バイオ医薬品開発ベンチャーパイプラインの分析。
 ・抗体医薬品分野では次世代抗体の開発が進んでいる。
 ・大手製薬企業との総額数億ドルの大型契約も相次ぐ。



 市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、このほど、「世界のバイオ医薬品開発ベンチャー企業総合調査 開発パイプライン/大手企業とのアライアンス分析」を発刊いたしましたのでお知らせします。


 現在、医薬品の開発成功率の低下、生活習慣病における医薬品の充実などにより製薬企業はがんや精神神経疾患など治療満足度が低い疾患領域へ開発をシフトさせています。

 治療満足度の低い疾患に対する創薬は非常に難しく、当該領域を専門としているベンチャー企業とのアライアンス/共同研究が一般的になっています。アカデミアも含めたベンチャーなどとの共同研究/開発はオープンイノベーションとも呼ばれ、研究開発において広く活用され始めています。また、大手製薬企業によるベンチャー企業の買収も多く行われています。ベンチャーにとって、従来にない医薬品を創出することで、成功した場合には導出や大手による巨額買収という大きなリターンを売る可能性があります。

 本書では、世界のバイオ医薬品開発ベンチャー企業について、保有技術や開発パイプライン、提携関係についてまとめました。


<本書のポイント>
 ・世界の主要バイオ医薬品開発ベンチャーパイプラインの分析。

  調査は、以下の98社を対象として行い、それぞれの個票を掲載している。

  会社名は添付資料「リリースの詳細」参照。
  ・主に抗体/タンパク医薬品を開発している世界のベンチャー企業 46社
  ・主にペプチド医薬品を開発している世界のベンチャー企業 52社

 ・抗体医薬品分野では次世代抗体の開発が進んでいる。
  ベンチャー企業は独自の技術によるバイオ医薬品の開発を進めており、これらの技術は革新的なものが多い。本レポートでは、以下注目すべき技術を取り上げた。

  〔低分子化抗体の開発〕
   抗体の低分子化技術の開発は抗体医薬品市場において大きなブレークスルーになる可能性がある。
   それは、低分子化によって副作用の原因となる免疫原生の低下や、大腸菌など微生物による低コストでの生産が可能になるメリットが期待できるからである。
   本レポートには、開発が進められている主な低分子抗体の「技術名」「開発企業」「概要」を掲載している。

  〔バイスペシフィック抗体の技術開発〕
   抗体に2つの(場合によっては2つ以上の)標的を認識させるよう遺伝子改変を加えたバイスペシフィック抗体の開発も積極的に進められている。バイスペシフィック抗体は主にがん領域で開発が進められている。バイスペシフィック抗体を用いることで関連するシグナルパスウェイト上の複数のターゲットを同時に狙うことができることや、T細胞やNK細胞など、生体内の免疫機能を利用することによって、がんをより効率的に治療できる可能性がある。
   本レポートには、開発が進められているバイスペシフィック抗体技術の「技術名」「開発企業」「概要」、および、各社のバイスペシフィック抗体の作製技術を記載した。

  〔コンジュゲート医薬品の開発〕
   バイオ医薬品のコンジュゲートとしては、これまで、PEGやアルブミンなど血中半減期を向上させる目的のものが多かった。しかし、近年ではRoche/GenentechのT−DM1(ハーセプチンに抗がん剤DM1が結合)が臨床試験でよい成績を出し、低分子化合物と抗体やタンパク質、ペプチドなど異なった性質の物質を結合させ、薬効の増強を目的としたコンジュゲート医薬品が注目を集めている。
   本レポートには、臨床開発段階のコンジュゲート医薬品の状況を掲載している。

   〔バイオ医薬品にコンジュゲートされている物質の種〕

    ※グラフ資料は添付の関連資料「添付資料」を参照


 ・大手製薬企業との総額数億ドルの大型契約も相次ぐ。
  通常、製品の販売は行わないバイオ医薬品開発ベンチャーにとって、基礎研究・非臨床研究・臨床研究におけるビジネス展開は各社の戦略によって大きく異なってくる。特にどの開発段階で開発候補品をライセンスアウトするかということは一時金・マイルストンの最大化と企業経営のリスクのバランスを考えながら決定することが必要であり、企業の存続を左右する重要な決定事項となる。
  導出契約ではPOC取得後(フェーズIIa)のライセンスアウトが一般的であるが、近年では革新的な創薬技術を持ったベンチャー企業と基礎/非臨床段階で大型契約を締結する場合も増加している。
  大手製薬企業各社はリスクの高い研究開発において自社内の研究リソースを減らしてアライアンスで対応するケースが増加しており、ベンチャー企業にとってビジネスチャンスは今後も多くなってくるものと推測される。
  本レポートでは、各ベンチャー企業の導出導入契約や大手製薬企業との共同研究、経営状況等について記載した。



※以下、「本書の概要」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照

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