マイクロソフト、「Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２」を提供

「Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（Ｒ）　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ（Ｒ）　２０１２」を４月１日より提供開始
〜　ビッグデータに対応するパフォーマンスとミッション　クリティカル性能を強化　〜



　日本マイクロソフト株式会社（本社：東京都港区、代表執行役　社長：樋口　泰行）は、様々な分野で注目を集めている「ビッグデータ」を活用した迅速かつタイムリーな意思決定や、ミッション　クリティカルなシステムに求められる高可用性とパフォーマンスを、社内設置型のシステムとクラウド　サービスを柔軟に連携させたソリューションで実現する新製品として、「Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（Ｒ）　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ（Ｒ）　２０１２」を、２０１２年４月１日より順次提供開始することを発表します。ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の企業向けのボリュームライセンスを４月１日に、パッケージ製品を５月１８日にそれぞれ提供開始します。


■ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の新機能
　・ビッグデータ時代の情報基盤としての高可用性と高パフォーマンスを実現
　　スマートフォン、ソーシャル　ネットワークの普及により、企業に流れ込むデータ量は爆発的に増加しています。業務データに加えて、こうした新たなデータを処理するデータ管理基盤は、いつでも利用できることはもとより、膨大なデータをリアルタイムで処理する、パフォーマンスへの高度な要求にも同時に応えなければなりません。ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２では、「ＡｌｗａｙｓＯｎ（オールウェイズ　オン）」機能により、障害発生時に数秒でフェールオーバーできる高可用性と、通常時に待機系を読み取り処理に活用することによる負荷分散を実現したほか、「カラム　ストア　インデックス」機能により、大量のデータをより高速に集計できるようになり、ビッグデータ時代に求められる高可用性と、高いパフォーマンスを実現しています。

　・ビッグデータをビジネスに活かすデータ活用基盤の提供
　　処理されたデータを単に保管するのではなく、蓄積された膨大なデータを誰でも探索できる環境を提供することで、営業やサポートなどの現場で活躍するスタッフの現状把握力、責任者へのレポート能力、新たなビジネス　チャンスの発見能力を高めることが可能になります。ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２では、「Ｐｏｗｅｒ　Ｖｉｅｗ」機能により、誰もが使い慣れたＷｅｂブラウザーをインタフェースとすることで、クリック操作だけで高度なデータの可視化を可能にしています。

　・社内設置型とクラウドのシームレスな運用管理、開発環境を提供
　　迅速な対応が求められる現在のビジネス環境において、システム管理者や開発者の生産性をより効率的に向上させるためには、従来の社内設置型のシステムに加えて、クラウド　サービスを有効活用することが必要です。ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２では、パブリック　クラウド　データベースである　Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　ＳＱＬ　Ａｚｕｒｅ（ＴＭ）とコードベースを完全に共通化することで、社内設置型とクラウドにおけるシームレスな運用管理とアプリケーション開発環境を提供します。

　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の詳細は下記Ｗｅｂサイトを参照ください。
　http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2012/default.aspx


■ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２　ボリュームライセンス参考価格（税抜）

　※添付の関連資料「参考価格」を参照


■ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の採用を表明された国内のお客様
　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の提供開始後、早期に採用されることを表明された７社を下記に紹介します。

　・ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
　・コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
　・すてきナイスグループ株式会社
　・ソフトバンクモバイル株式会社
　・株式会社　名古屋銀行
　・ピップ株式会社
　・三井物産株式会社
　（２０１２年３月２３日現在、５０音順）

　＊７社の事例の詳細を下記Ｗｅｂサイトで公開しています。
　　http://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/search/default.aspx?prd=v390&op=0

　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の製品候補版（ＲＣ　０）による本番運用を２０１１年１１月より開始している、ソフトバンクモバイル株式会社のモバイル・ソリューション本部　情報企画統括部　柴山　和久　統括部長より下記のコメントをいただいています。
　「当社では、携帯電話やスマートフォンのさらなるエリア拡充やサービス品質向上へ向けた情報分析および活用の基盤強化に向け、世界に先駆けてＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２を採用し、全国に展開する通信拠点の情報や稼働状況をリアルタイムで把握、解析できる新たな統合データベースを構築しています。約１，０００ユーザーによる３０億レコードという規模のシステムを、ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２のＡｌｗａｙｓＯｎ機能によって冗長化しており、２０１１年１１月の本番運用開始後、現在まで全くトラブルなく運用しています。」


■日本電気株式会社における　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の性能検証
　日本電気株式会社は、ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の提供開始後すぐに販売・構築できるように、２０１１年９月からマイクロソフトと共同で性能検証を実施しました。日本電気株式会社　山元　正人　執行役員常務より下記のコメントをいただいています。
　「ＮＥＣとマイクロソフト社は、１９９３年に始まったサーバプラットフォームにおける共同開発、技術協業から２０年近くにわたって連携を深めてまいりました。今回、ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の出荷に先だち、ＮＥＣのＥｘｐｒｅｓｓ５８００　ハイエンドサーバとｉＳｔｏｒａｇｅとを使用し、昨年９月から共同で検証を実施いたしました。今回の検証を通して、ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の高い機能性と性能を確認しており、今後のＮＥＣのソリューションの基盤として活用させて頂きます。ＮＥＣのハードウェア、ミドルウェアと組み合わせ、従来よりミッションクリティカル性が高く、より広範囲なお客様に最適なソリューションを提供して参ります。」


■キャンペーンについて
　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２の提供開始前に、現行のＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２００８　Ｒ２をソフトウェア　アシュアランスと一緒に購入いただいたお客様に、さらに費用を抑えてＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２０１２にアップグレードいただけるキャンペーンを実施しています。詳細は下記Ｗｅｂサイトを参照ください。
　http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2012/howtobuy/buynow_campaign.aspx



◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトＷｅｂサイトを通じて入手できます。
　日本マイクロソフト株式会社　Ｗｅｂサイト　http://www.microsoft.com/japan/
　マイクロソフトコーポレーション　Ｗｅｂサイト　http://www.microsoft.com/



＊Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔは、米国Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
＊Ｗｉｎｄｏｗｓの正式名称は、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍです。
＊その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。