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常盤薬品、大豆イソフラボンの美白作用とメカニズムを発見
ノエビアグループの常盤薬品工業は、
大豆イソフラボンが、メラニン生成に関わる酵素「DCT」を抑制し、美白に有効である
ことを明らかにしました
『日本農芸化学会2012 年度大会』 にて発表
<概 要>
ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社(本社:東京都中央区、社長:中野 正隆)は、大豆イソフラボンに美白作用があることを見出しそのメカニズムを明らかにしました。
メラニンの生成を促進する重要な酵素として、チロシナーゼと並び「DCT(dopachrometautomerase:ドーパクロムトートメラーゼ)」があります。本研究では、大豆イソフラボンに含まれるゲニステインに、DCTを抑制する効果のあることが明らかとなりました。近年の美白スキンケア化粧品には、チロシナーゼを抑制する有効成分を配合したものが多くあります。これらに加えてDCTを抑制する素材を配合することで、従来のスキンケアなお、研究成果を、日本農芸化学会2012年度大会(2012年3月22〜26日)にて発表いた
します。
研究成果は2012年3月22日(木)〜26日(月)『日本農芸化学会2012年度大会』(京都)にて発表致します。
<演題名> 『大豆イソフラボンの美白効果』
<研究背景>
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た作用があり、女性の不安定な体調緩和や健康維持に働いていることがわかってきています。また化粧品の有効成分としても注目されており、これまでノエビアグループは大豆イソフランの皮膚細胞に対する有効作用を研究してき
ました。
本研究では、これまで詳細が明らかにされていない大豆イソフラボンの美白作用について、三次元皮膚モデル’※1Iを用いて確認し、遺伝子解析からその美白作用のメカニズムを明らかにしました。
※1 三次元皮膚モデル:ヒト皮膚に構造が類似した人工の皮膚モデル
<試験内容>
■イソフラボン類としてダイゼイン、ゲニステイン、ダイジン、ゲニスチンの計4種類につ
いて検討
■メラノサイトを含む三次元皮膚モデル(LabCyte MELANO−MODEL:ジャパンティッシュエンジニアリング)を15 日間培養してメラノサイトの黒化への影響を評価
■メラニン生成細胞内で起こる遺伝子発現変化をReal−time PCR法を用いて評価
※試験結果は、添付の関連資料を参照