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ソフトイーサ、ソフトウェア製品「PacketiX VPN」のIPsec対応ベータ2を公開
L2TPv3 over IPsecに対応し、CiscoおよびSEILとの接続が可能に
Ciscoルータとの拠点間VPN相互接続を実現した
PacketiX VPNのIPsec対応ベータ2を公開
筑波大学発ベンチャー企業である ソフトイーサ株式会社(代表取締役会長 登 大遊/本店所在地 茨城県つくば市、以下「ソフトイーサ」といいます)は、レイヤ 2/3 VPN ソフトウェア製品である『PacketiX VPN』のサーバー ソフトウェアである『PacketiX VPN Server』のIPsecサーバーとして動作するベータ版の新たなバージョンであるベータ2を本日公開いたしました。ベータ2では、新たに「L2TPv3」(国際標準規格:RFC3931)という拠点間VPN接続用のプロトコルに対応しました。
これまで、たとえば本社に設置したPacketiX VPN Serverに対して拠点間接続VPNを構築するためには、各支店にはPacketiX VPN Bridgeを設置する必要がありました。
今回のベータ2では、L2TPv3に対応したことにより、各支店にVPN Bridgeの代わりとしてCisco社のCiscoルータやIIJ社のSEILルータ等を設置することができるようになり、これらの小型のVPNルータから本社に設置したVPN Serverに拠点間イーサネットVPN接続を行うことが可能となりました(図1)。
この機能は本日よりベータ2として無償でダウンロード提供を開始いたしました。このべータ 2は2012年11月30日までご利用いただけます。本日公開したBuild 7844は、日本語版・中国語(簡体字)版の2カ国語で提供されています。
今後は、次回リリース版の製品版PacketiX VPN Serverに正式な機能として組み込むほか、オープンソース版UT−VPNにも搭載し無料で利用できるようになる予定です。その際には、今回の開発部分のソースコードも公開いたします。
〔図1:EtherIPおよびL2TPv3に対応したルータからの拠点間接続〕
※添付の関連資料「図1」を参照
※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照