富士通など、機能・サービスを強化した会計ソリューションと人事給与ソリューションを提供開始

統合ソリューション「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　会計」「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　人事給与」を刷新
クラウド、ＩＦＲＳアドプション対応などを核に、“グループ企業と社員全員のための統合ソリューション”を実現



　富士通株式会社および株式会社富士通マーケティングは、富士通マーケティングが開発する中堅企業向けの統合ソリューション「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ（グロービア・スマート）」（注１）の会計ソリューション「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　会計」および人事給与ソリューション「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　人事給与」の機能とサービスを大幅に強化し、２０１２年６月末より提供開始します。

　「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　会計」および「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　人事給与」（注２）は、「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ」の中核製品で、これまで多くのお客様にご利用いただいています。今回、２０１１年１０月に提供を開始した経営会計ソリューション「ＧＬＯＶＩＡ　ＳＵＭＭＩＴ　ＧＭ」（注３）の最新技術を取り入れ、他社に先駆けて、日本固有の税制や商習慣を踏まえたＩＦＲＳ（国際会計基準）への対応を行い、お客様の業務負荷を低減する機能を実装いたします。また、複数の会社をまたがる経営情報管理・人材情報管理への対応など、昨今増えている企業合併やＭ＆Ａによる企業の統合管理機能を強化します。

　さらには、クラウド環境での利用ニーズに対応し、管理・運用の効率化や利便性の向上を目指した新しいサービスモデルの拡充を行います。

　［関連リンク］「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ」紹介サイト
　　http://glovia.fujitsu.com/glovia_smart/sp/


　企業のグローバル化やグループ連携強化が進む中、企業においては、経理部門、人事部門などバックオフィスが持つ情報を、経営層から現場まで全社共通の経営情報として管理・運用することへの重要性が高まっています。

　当社は、このようなニーズに対応するため、必要なシステムの選択と企業の成長に合わせた導入をコンセプトに、「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　会計」および「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　人事給与」の大幅な機能強化を行い、提供します。

　「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ会計」は、財務会計と管理会計を一元化した会計専用データウェアハウスにより、財管一致を実現しています。会計システムを経理以外の全社員にも活用していただくため、今回ユーザライセンス制を廃止しました。これにより、全社員が同じ経営情報をもとにした分析や確認が可能となり、迅速な課題解決やリスク対策を支援します。また独自の仕訳生成エンジン機能により、日本基準とＩＦＲＳの仕訳を同時に自動生成し、将来のＩＦＲＳ適用に備えたアドプション（注４）対応を実現します。

　「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　人事給与」は、さらなる業務の効率化とグループ企業の人材管理のニーズに対応し、各機能を強化しています。グループ企業の横断人材検索や業務一括運用、さらに、労務関連のコンプライアンスを強化する機能もあらたに提供します。

　両システムとも必要なミドルウェア、データベース、ソフトウェアなどをあらかじめセット化しており、システム導入に際し個別にご用意いただく必要がなく、導入・構築時の負荷を軽減するとともに、高品質なシステム提供を実現します。

　さらには、事業継続計画対策や運用・管理業務の効率化として、クラウド・仮想環境を活用したシステム運用基盤でも構築可能です。今回、アプリケーションを月額利用料でご利用いただける料金形態もあらたにご用意しました。


■本製品の特長

１．お客様の企業価値をさらに高める新機能の提供

　１．経営基盤の構築を支援する「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　会計」
　　・日本固有の税制や商習慣を踏まえたＩＦＲＳアドプション対応を行います。自動仕訳生成エンジンにより、ＩＦＲＳ強制適用時には、お客様の業務負荷を最小限に抑えたアドプションの対応を実現します。
　　・予算実績管理に加え、見込情報の蓄積・活用により、現場のリアルな経営数値をもとにした企業の経営基盤を構築します。
　　・財管一致の経営データをより効果的に活用するための、現場向けの各種ツールを強化します。多角的分析を可能にするＤａｔａ　Ｖｉｅｗｅｒ（データビューアー）や、必要な帳票を自在に作成できるツールを揃え、全社員による幅広い経営情報の活用を支援します。


　※参考画像は添付の関連資料を参照


　２．人事総務部門の業務を効率化する「ＧＬＯＶＩＡ　ｓｍａｒｔ　人事給与」
　　・グループ人材管理のため、社員情報の一元管理や給与計算処理・年末調整などの一括処理機能を提供します。人事総務部門の業務集約による省力化と、業務効率化を支援します。
　　・雇用契約管理機能の新規提供、労働基準法や社会保険関連制度改正への迅速な対応により、適切な労務管理の推進と企業コンプライアンスの強化をバックアップします。
　　・豊富な人事項目を基盤に、戦略的人材マネジメントを実現する業務機能や、人材情報を幅広く活用するためのさまざまなツールを拡充します。

　３．クラウド対応、スマートクライアントにより運用負荷を軽減
　　・クラウド・仮想環境を活用したシステム運用基盤の構築が可能になり、事業継続計画対策を見据えたセキュアで高信頼なシステムを構築します。
　　・クラウドでの導入では、運用基盤、アプリケーションとも月次でコスト管理を行いたいというニーズに応え、アプリケーションの月額利用での料金形態をあらたに用意しました。
　　・スマートクライアント（注５）対応によりクライアント資産が不要となり、クライアント環境構築や維持など、ＩＴ部門の負荷を軽減します。
　　・「ＩＮＴＡＲＦＲＭ　ＡｐｐＧｒｏｕｎｄ」（注６）の採用により、現場で発生するデータ連携が容易になります。

２．お客様の導入・運用の手間を削減する新サービスの提供

　１．これまでの豊富な実績をもとに、多くの企業に共通する機能をテンプレート化して提供します。これにより、システム導入期間を短縮するとともに、安定したシステム構築を実現します。

　２．システム運用管理業務をサポートする新しいサービスメニューを拡充し、サーバ管理などお客様のメンテナンス業務の負荷を軽減します。また、マスタ変更業務や年次締め処理などの業務代行サービスメニューも今後提供予定です。

　３．稼働後にシステムを最大限にご活用いただくため、使用環境を適正に保つ稼働診断サービスを提供します。また、お客様の業務に精通したＳＥがシステム改善提案を行うなど、将来にわたりサポートします。


　※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照


＜本件に関するお問い合わせ＞
　富士通コンタクトライン
　０１２０−９３３−２００
　受付時間：９時〜１７時３０分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）